今回は、8月に解体が決定している給餌ポイントに来ている「キジ白さん」の保護を急ぐため、24日と25日との二日間で活動をしました。
また、通常の活動報告でお伝えするのはあまりにも悲しく残酷な出来事があったので、それに関しましては別枠でご報告いたします。
なので、今回の活動に関しましては (その1) (その2) (その3) の3回に分けてご報告を致します。
本日は(その2)です。
昨日upしました(その1)も併せてご覧ください
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活動2日目
日の出が早くなり午前4時過ぎには空が明るくなります。
前日は晴天でしたが、この日は朝から濃霧で小雨が降ったりやんだり…
朝露に濡れて咲く花々が綺麗でした。
誰にも会わず一人黙々と作業していると、昨日会った「キツネさん」がまた顔を見せてくれました。
この「キツネさん」も、もしかしたら行政に殺されてしまうのかもと思うと可哀想で連れ出してあげたいと思います。
でも、野生動物は無許可で捕獲も飼育もできませんので…
コトバが通じるかは分かりませんが、怖い人に見つからないように言い聞かせました。
この日は、残念ながら雨と濃霧の悪天候で猫さんが出て来てくれることは期待でない1日でした。
そんな寂しい被災地に1箇所だけ人の姿がありました。
近寄ってみると・・・
釣りをされていました。
聞けば、この日6月25日は福島原発事故後中止されていたアユ釣りが6年ぶりに解禁 されたそうです。
(アユは、前日の24日に放流されたそうです)
不謹慎ではありますが釣れたアユは食べるのか質問すると、おじさま方は「食べる」と即答で、お一人だけいたお兄さんは「・・・分からない」とのことでした。
※「食べないのなら可哀想だからリリースしてあげなきゃ」と余計なお節介おばさん発言をしてしまいました。
ちなみに…アユ釣り解禁に伴い川沿いにはこんな看板が立てられていました。
この日は、翌月7月に解体が決定している給餌ポイントの家主さんと夕方に待ち合わせをしていました。
今後の事についての打ち合わせもありましたが、もう1つ目的がありました。
それは・・・
この仔猫さんたちのレスキューでした。
この子達は、解体をする建物内で泣き叫んでいるところを解体業者さんと家主さんに気づいてもらい、大人6人かがりで保護し助けられました。
保護されたのは3匹でしたが、残念ながら1匹は衰弱が激しく保護後すぐに亡くなってしまいました。
保護後は、家主さんの避難先には連れていけないため奥様のご実家でおばあ様が約一週間お世話してくださいました。
発見時に衰弱していたことを考えると…
たぶん元々暮らしていた住処が解体をされ母猫さんがこのお宅まで咥えて運んできて、その途中に交通事故か何かあって戻ってこなかったのではないかと思います。
母猫さんが生きていたとしても、この給餌ポイントは解体されてしまうので怯えて近寄ってくれないかも知れませんが、もし母猫さんが生きててくれているのであれば保護してあげたいと思います。
もともとは3兄弟だった仔猫さんでしたので…
仮名は、繋がりのあるものにしたいと思いました。
自然豊かで美しい風景の福島で、初夏に保護され七夕も近いこともあり星空にちなんだ仮名にしました。
「はくちょう座」、「こと座」、「わし座」…「夏の大三角」です。
一緒に命を授かり生まれてきた兄弟ですから、「わし君」はお空に旅経ってしまったけれど…いつも一緒だよ。
そんな想いを込めて命名しました。
ちょっと長毛の白黒さんは、「はく君」
推定月齢1か月半、♂、エイズ・白血病共に陰性
●柄ー白・耳の付け根と尻尾は黒、たぶん長毛、●瞳ーまだキトンブルーが抜けていないので不明、●尻尾ー長くてまっすぐ
保護後、血液検査・検便・駆虫・爪切り済み。体重が500gしかなかったのでワクチンはしていません。
茶白さんは、「こと君」
推定月齢1か月半、♂、エイズ・白血病共に陰性
●柄ー茶白、●瞳ーまだキトンブルーが抜けていないので不明、●尻尾ー長くてまっすぐ
保護後、三種ワクチン・血液検査・検便・駆虫・爪切り済み。体重が780gあったので、ワクチン接種しました。
お写真は無いのですが
保護後すぐに亡くなってしまった黒白さんは、「わしちゃん」としました。
「はく君」と「こと君」を託していただいた後も、他の子達の保護をしばらく粘りましたが雨が本降りになってしまい駄目でした。
夜になり気温が下がりでも湿度が高くなり仔猫さんを乗せているので気を使いつつ、福島を後にしました。
車中の「はく君」と「こと君」
今回も「Hさんご夫妻」が、保護猫さんをすぐに病院に連れていけるよう、私の負担を軽減できるようにと、神奈川県のご自宅から100キロ以上も離れた茨城県の友部まで迎えに来てくださいました。
いつも「命のリレー」に参加してくださる
「Hさんご夫妻」に感謝です、ありがとうございます
「はく君」と「こと君」は、この時点で
家主さんと解体業者さんとおばあ様と私とHさんご夫妻の計10人もの人に助け命を繋いでもらっいました。
母猫さんとはぐれ「わしちゃん」と別れてしまいましたが、生まれ持っての強運の持ち主だと思います。
「斉藤園長さん」、ありがとうございます&「はく君」と「こと君」を宜しくお願いいたします
入園については、後日改めてご報告させていただきます。
「わしちゃん」…助けてあげられなくてごめんね
お空から「はく君」と「こと君」を見守ってあげてね。
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【ご報告】 「はく君」と「こと君」の医療費は、計35,980円でした。
「心はいつも一緒基金」を使わせていただきました。
「皆さま」がご支援してくださった「心はいつも一緒基金」のお陰で、保護後に十分な医療処置を施してあげられました。
【口座名】 心はいつも一緒基金
●〈ゆうちょ〉 からの振込の場合は
【記号】 10170 【番号】 39358001
●〈他金融機関〉 からの振込の場合は
【店 名】 〇一八 【店 番】 018 【預金種類】 普通預金 【口座番号】 3935800
ご支援ありがとうございます、心より感謝いたします。
尚、全頭保護を目指し保護を全力で進めていますので保護頭数が増えています関係上、現在「医療費」が膨れ上がっています。
保護した子全ての子に十分な医療を受けさせてあげたいので「医療費」を削るわけにはいきませんので、引き続きご無理のない範囲でご支援いただければ幸いです。
*ご支援いただきました「心はいつも一緒基金」に関しましては、こちらのブログにて「収支報告」をしております。
*福島・被災地での活動に関するご支援のお願いについてはコチラをご覧いただければ幸いです。
"あの子達"のために引き続き応援ご支援ご協力を何卒宜しくお願いいたします。
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