まさか、
まさかあの賢く警戒心の強い「パステル三毛さん」に限って
 
この1か月間、その現実を認めたくなくて、毎回定点カメラ画像データ祈る思いで確認していました
実は、「パステル三毛さん」が、この1か月一度も姿を確認出来ていません。
今まで「パステル三毛さん」は、とても賢く警戒心が強い子で身の危険を感じると給餌ポイントを移動していましたから、それにたまたま定点カメラに写らなかっただけかもと自身に言い聞かせていましたが…
どこの給餌ポイントの定点カメラにも写らないまま1か月が経過してしまいました。
 
 
4月下旬に定点カメラに写った画像…これが最後の画像です。
 
パステル三毛さん」は、下の写真をご覧いただければよく分かると思いますが、耳カットがされています。
パステル三毛さん」は、TNRされてしまった子です。
原発事故で人が消え無人の町になってしまった被災地で、誰かが給餌に通ってあげなくては生きていけない地で、自身は給餌をしないのにTNRだけして自己満足されていた方の犠牲になった子です
 
TNRとは、本来、望まぬ出産で犠牲なる命を増やさないために行う尊い活動です。ただし、R(リリース)した子を生涯にわたり給餌と健康管理したりと見守るのが原則です。"耳カット"は、「この子を世話している人がいます」の印であり、その子に守っていくと誓った証です。
※その方の犠牲になった子は、「パステル三毛さん」以外にも、先日21日にやっと保護出来た「みつば君」、それから「ペルルちゃん」と「ひすいちゃん」がいます。
 
 
そのため捕獲器の怖さを知っているので、どんなにお腹が空いていてもけして箱ものには近づきません。
 
 
この写真、左上に捕獲器があります。
パステル三毛さん」は、それを眺め佇むのみ…いっこうに保護出来ず
色々と工夫して保護を試みていますが、なかなか保護出来ずに
もう2年以上も保護をするため追い続けている子です
まだ「パステル三毛さん」の亡骸を確認したわけではありませんから、たまたま定点カメラに写らなかっただけかも知れませんから、諦めたわけではあまりせんが…
この1か月間、「パステル三毛さん」が来ていた給餌ポイントに行くたびに例えようがないほどの胸騒ぎがして涙が止まりません
パステル三毛さん」が、私に何かを訴えようとしているようで…
今回の活動時も1日中涙が止まりません
 
この日も、朝イチで保護をするため捕獲器を設置していきました。
 
 
▲これは、ねこけんさんオリジナルの両扉タイプ捕獲器です
 
その後は、それ以外の給餌ポイント給餌していきました。
 
 
 
 
 
今回も「皆さま」のお陰で「美味しいご飯」をすべての給餌ポイントに届けることが出来ました、ありがとうございます
 
被災地除染作業が開始されてから4年目になりました
草刈りし洗浄され一旦は綺麗になった場所も、その後人が戻ってくるわけでもありませんからまた荒れていきます。
 
 
それでも、いつかは戻ってこれるのではと一途の望みを持ち、今まで遠ざかっていた被災地の自宅に足を踏み入れる被災者さんがいます。
そこで目の当たりにするのが「ネズミ」や「ハクビシン」や「アライグマ」などの野生動物による被害です。
そして駆除のために…
 
 
これは粘着性のミズミ獲り、こんな物が目につくようになりました。
それ以外にも忌避剤などの毒餌が置かれていることもあります。
 
 
この子は、その犠牲になった子だと思われます。
まだ骨に一部肉と皮が付いていました。
可哀想に…成仏してもらうために埋葬し土に還してあげました。
 
"あの子達"が、犠牲にならないように保護を急がなくては…
パステル三毛さん」が、その犠牲になっていないことを祈ります。
 
この日設置した捕獲器ですが、猫さん入ってくれませんでした
 
でもこの日は、嬉しいことがありました!!
 
建物の縁の下に給餌している給餌ポイントに来ていて1月から3月にかけて保護してきた「いぶきブラザーズ」の「ママ」の生存というか存在を心配していました。
 
いぶきブラザーズ
一段目左「いぶき君」・右「はるきちゃん」二段目「みづきちゃん」三段目左「ゆうき君」・右「げんき君」
 
そこのポイントは、周りに定点カメラを設置できるような柱や電柱もない更地で、それでも少し離れた場所の木に定点カメラを設置したりしてきましたがカラスか何かにセンサーを傷つけられたりしてすぐにカメラが壊されてしまい調査が難航している給餌ポイントです。
そんなこともあり時間を作っては刑事のように張り込みをしたり周辺を歩き調査を続けていました。
 
そして4月下旬にいぶきブラザーズ」の「ママ」と思われる茶トラさん」を目撃しました。
なぜ「ママ」と思ったかと言うと妊娠していていつ産まれてもおかしくないほどお腹がパンパンだったからです。
急いで保護しようとしましたが次の週 (5月頭) にはお腹がペッチャンコになって出産をした後でした。
そんなこともあり「赤ちゃんたち」を給餌ポイントに連れてくるまで保護は待つことにしていました。
ただ保護は待ちますが無事でいてくれているか心配で、今回もその給餌ポイントで歩き回り「ママ」を捜していました。
 
そしたら、嬉しいことが3つもありました。
 
まず1つは、その給餌ポイント近くのお宅の方とお話出来、なんといぶきブラザーズ」と「ママ」のことをご存じでした。
一時帰宅した時に何度か目撃され、子供たちを見なくなったので死んでしまったのかと心配されていたそうです。
これでこの子達がれっきとした親子だと分かりました。
毎日帰ってきているわけではないそうですが、今後もしママ」や「赤ちゃんたち」を目撃したらあげて欲しいと赤ちゃん用パウチ」と「ドライフード」をお渡ししました。
 
2つ目は…
 
 
いぶきブラザーズ」のママ」に、会えました!!
急いでパウチを3袋も食べ消えていきました。
ママ」は、こうやって寝床で待つ赤ちゃんたち」に食べたパウチ吐いてに与えているのでしょう。
無事に育つまでこの子達の住処が解体されないことを祈ります
6月末または7月初旬頃には「赤ちゃんたちをここに連れてくると思われますので、ママ」と「赤ちゃんたち」の全員を保護いたします。
 
3つ目は…
写真が撮れなかったのですが、「黒白ねこさん」を目撃しました。
(目撃したのが夕暮れ時で、見間違いの可能性もありますが)
ある給餌ポイントとある給餌ポイントの中間地点で目撃ました。
ただ今回目撃した場所は、存じ上げない方の私有地だったので捕獲器を設置できませんでした。
次回、その両給餌ポイント捕獲器を設置保護を試みます
 
 
もちろん「パステル三毛さん」の保護も
 
 
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活動費のご支援のお願い

 

活動費、特に保護数が増え医療費がかさんでいますのでご無理のない範囲でご支援のご協力をしていただければ幸いです。

 
 

昨年だけでも26匹、今年に入ってから既に11匹を保護しています。

昨年4月から今年の4月までの間に発生した「医療費」は、¥1,072,269-になっています。

 

(個人で活動しているのでご支援で賄えない分は全て自己負担となっています)

 

全頭保護を目指し保護を全力で進めていますので保護頭数が増えています関係上、現在「医療費」が膨れ上がっています。

保護した子全ての子に十分な医療を受けさせてあげたいので「医療費」を削るわけにはいきませんので、引き続きご無理のない範囲でご支援いただければ幸いです。
*ご支援いただきました「心はいつも一緒基金」に関しましては、こちらのブログにて「収支報告」をしております。

 

【口座名】 心はいつも一緒基金 

●〈ゆうちょ〉 からの振込の場合は
【記号】 10170 【番号】 39358001 

●〈他金融機関〉 からの振込の場合は

【店 名】 〇一八 【店 番】 018 【預金種類】 普通預金 【口座番号】 3935800

 

まだ保護待ちの子がいますので3月以降も活動を続けることにいたしました

"あの子達"のために、引き続き応援ご支援ご協力を何卒宜しくお願いいたします。

 

 

 

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