いつもの私でいるために | 笑顔で世界を歩く・愛され姿勢美人の魅力研究♪

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愛され姿勢づくりの専門家・みちのえみこ オフィシャルブログ

恵比寿の姿勢美人のここだけの話。姿勢科学に基づくからだの話、
日常のできごとや気づき、などを綴ります。

KCSセンター武蔵中原は、
地震のあった金曜日は停電してしまい
夜は休診になりましたが、
土曜日は通常通り営業でした。
そして、その夜、岡山に移動して、
日曜、月曜、と研修に参加してきました。


本当のところ、土曜の朝までは、
こんな時に研修受けにいくのは
どうかな、という気持ちもありました。
来たくても来られない仲間もいるだろうし、
行って戻ってこられない状況もありえるし、
都内にいる家族のことも気がかりでした。
一晩中続いた余震で眠れなくて、
不安な気持ちももちろんありました。

でも、土曜日に、KCSセンター武蔵中原に
足を運んでくださった方々が、
皆、いつもどおり笑顔で、
お互いに無事を喜びあって、
いつもどおり過ごすうちに、
「あ、これでいいんだ」
って自然に思えてきました。

そして、午後いらっしゃった方が、
BGMのオルゴール音を耳にして、
「ああ、音楽を聞くとほっとするわね」
とつぶやかれたのを聞いて、
たしかにそうだなあ、と思いました。

地震が起こってから、
緊迫感のある声や警報音や、
衝撃的な映像や写真の情報ばかりで、
頭の中がパニックに
陥っていたのかもしれません。
携帯電話の通話はできなくても
ネットやTVで情報がとれる分、
必要以上に心配や不安や無力感を
かきたててしまって、
目の前にある「今の自分ができること」や
「普段どおりの生活」を見失っていたなあ、
と感じました。

金曜日に都内にいた人は、
いつもなら電車で帰る道を、
不安な思いで
夜中に何キロも歩いたり、
会社に泊まってから
混雑する電車に詰め込まれたりして、
帰ってきました。
どの店も早く閉店して、まっくらで、
お店が深夜までやっていることに
慣れた私たちには、異常な光景でした。

異常なことが起きている時だからこそ、
私たちがいつもどおりそこにいることが、
誰かの元気の素になることもあると思います。
ただの通りがかりの人であっても。

地震や津波の被害で普段の生活を
取り戻すのに時間がかかる人も多いと思います。
だけど、だからって普段の生活、
予定していたことができる状況にあるのに
しない、という選択をすることに
意味はない。
できる限りいつもどおりの生活をすることが、
私たちのするべきことだ、と思いました。

だから、予定通り、
その夜、飛行機で岡山に行き、
日曜日と月曜日は研修を受けてきました。

「いつもの生活」ができる人の数が
一日でも早く、一人でも多くなるように、
祈りながら、
そしてもちろん、もっと大きな被害を
受けている方のために
できる限りのことをしながら、
いつもどおりの生活をしていこう、
と思います。


姿勢セラピスト★エミ