一日に1つだけ。やって見たこと。
それは、カフェインを常飲しないこと。であった。
毎朝、起きてまず一杯のコーヒー。
朝食後、もう一杯。
昼食後にもう一杯。
煙草を吸いながらもう一杯。
と、私はコーヒーを一日にマグカップで５～６杯は毎日飲んでいた。
水代わりにコーヒー。ウーロン茶、紅茶。
毎日、大量のカフェイン摂取で、すでにカフェイン中毒であった。
コーヒーが大好きで、コーヒーメーカーか、自分でドリップして飲むことが毎日の日課。
これをやめる事は、無理だと思ったし、やめたくなかった。
でも、カフェインの話を詳しくしてくれた彼を信じて、朝の一杯だけにすることにした。
最初の３日位は、コーヒーが飲みたくてしょうがない。
ただ、できない事ではなかった。コーヒーを水に変えれば、それで良かったし、
その時はあまり気付かなかったけど、今思えば、飲み過ぎである。
だんだんと体からカフェインが抜けていき、朝の一杯もやめることができるようになってきた。
身体は徐々に軽くなり、自律神経が正常になって、精神的にも少し安定してきた。
コーヒーのみならず、カフェインを一切取らないような生活にすることができた。
もっと辛いと思っていたけれど、身体がどんどん回復していくことで、カフェインによる人体への影響がどれほどのものであったかがよくわかったし、一切口にしたくないとまで思うようになっていった。
もちろん、毎日沢山飲まなければ、いい効果が出るお茶もあるので、今はその飲み方をコントロールして、適度に飲んでいる。
身体から一度カフェインを抜いたことで、だんだんと世の中の見え方や、思考が変わり、前向きに、強く、自分を持てるようになった。
大げさだと思われるだろうが、本当に、目の前の霧が晴れていくように、少しずつ変わっていく。
その時は感じなくても、何日後かにはっきりとわかる。
この変化のおかげで、私は次のステップである、食生活を変えること。ができるようになり、やがては病を克服し、人生を大きくかえる決断をもできるようになったのである。