ある日の会話 | hana日和

hana日和

アルツハイマー型認知症の母を看るドタバタ介護日記です。
悩んだり、落ち込んだり・・・でもやめるわけにはいかない
そんな介護の愚痴をつづります♪

母と散歩をしながら話した。

5月の陽気は、少し汗ばむような感じだったけれど、
時折 吹くそよ風が、とても心地いい。

手をつないでいると 手が汗ばんできた。
でも 手は離してくれない。

不安なんだろうなぁ~

「ぜんぜんいない」 と突然母がつぶやいた。
「そうだね だれもいないね」 あたり障りのない返事をかえす私


また少しすると
「すこし ながくしましょう」
(・・。)ん?なにを? もっと散歩したいってことかな?
「はいはい もう少し歩きましょうね」

ゆっくりゆっくり 二人で歩いた

「ちびさんのおしごとよ なんにちにいっかい?」
(・・。)ん?ちびさんって誰?
お仕事って???
「んーー 3日に1回くらいかなぁ?」 適当に言っておこう・・・


「いま、まがってた」
いや ずっとまっすぐ歩いています。どこも曲がってませんけどー ・・・
「そうだねー まがったねー」 まがったんだー 気がつかなかったけどー ・・・


いやー ずい分歩いたけど そろそろ 家に戻りたいな
のども渇いてきたし、と思って時計をみると、小一時間は歩いている(汗)


「そろそろ帰ろうか?」と 私が言うな否や
手を力いっぱい握り締めた!
痛いよ!痛いっつーの! なんという 馬鹿力!!!
嫌っ てことなんだろうな

住宅街を抜け 池の周りを 3周くらいしたところで

「しずかにしなさい っていわれた」
へ?誰に? てか誰にも会ってませんけど
「そっかー 静かにしようね」 静かにあるいてるんですけどー ・・・

なんとか試行錯誤の末 無事帰宅できました。

会話は、まだまだ たくさんありますが、つじつまが合わないので、
覚えられないし、笑わないとやってられません(笑)

それに 話しかけるのは、突然で、
意味不明なので、会話にはなりません ( ー`дー´)キリッ