お正月らしい色遣いなので、使ってみました。
メトロポリタン美術館にて。
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私は、まだ日本に居ります。
さて、年末年始は、父の介護のために、ずっと自宅におりましたが、
大晦日は、昨年同様、NHKでやっていた
昨年来日した演奏家の選りすぐりの演奏の数々を紹介する番組を家族で楽しみました。
その中でも、大変素晴らしかったのが、メゾソプラノの藤村実穂子さんの歌唱、
カルメンのハバネラが、「圧巻」でした。
他の歌手の方々とは、一線を画す実力の持ち主です。
微細に渡って勉強しつくされた素晴らしい解釈、表現力、言葉の発音、発声のなんと美しいこと。
深く厚く研究と勉強を重ねられている、これ以上ない知的な歌唱で、
全ての瞬間に惹きつけられてしまいました。
声の美しさはもちろん素晴らしいのですが、
私が感動したのは、声楽技術と、何より「芸術」にまで高めていく姿勢というのかな。
実に完成度の高い演奏をされます。
こういうのをまさに「研鑽を積む」というのだな。すんばらしい!
東京芸大、大学院と出られた後、ドイツに渡り、
その後、本場中の本場で、間断なく一級の仕事を続けている「ホンマモン」(本物)の方です。
彼女の歌唱を見ながら、
あ、私も、勉強を続けよう、
折角、この世界に携わったのだから、
やはり最後まで「深みを極める」姿勢をわすれないようにしないと勿体ない、
と改めて感じました。
で、ついでですが、
彼女のピシャリと切った短髪の容姿、深みのある紫のドレスが、知的で素敵でした。
《藤村実穂子さんのオフィシャルサイト》 載せておきますね。
http://www.mihokofujimura.com/index_jp.html