こんにちは。すっかり初夏の陽気ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は、コーディネーターをしております鬼島と申します。

八芳園にはじめて来るお客様って、どんな披露宴会場、どんなスタッフがいるんだろうと、どきどきしていらっしゃるかと思います。私たちもそれは一緒でどんな方がいらっしゃるのだろう、と毎日どきどきしています。
私は出会って15分もたてば、そのお二人ことが大好きになってしまう惚れっぽい性格なのですが、こんな私を筆頭に、八芳園にはたくさんの面白くて優しくて、個性豊かなスタッフがたくさんおります。

今日は、そんな個性豊かなスタッフとあるお二人の出会いをご紹介したいと思います。



そのお二人は小まめにメモを取ってくださる、とても熱心で、きちんとしたお二人でした。お仕事帰りのお疲れの時でしたが、大切なお時間を割き、八芳園までいらしてくださいました。本当にありがたいことです。
話が進み、お二人のご要望に近い内容をご紹介することができたのですが、やはりまだまだとても不安そうなお二人。結婚式をいう一大イベントの最初から最後までを抱え込んでいるようにも見えました。

最後にお帰り際、もう一度披露宴会場をみにいきませんか、とお誘いし会場までご案内しました。
会場は婚礼前のように、整った状態ではなかったのですが、お二人は
「やっぱりいいね、この会場。」
とおっしゃって下さいました。


実は、1つのある計画があってこのお二人を会場までご案内しました。


お二人が少しでも当日がイメージできるように・・・
お二人の不安げな顔が晴れるように・・・

メインテーブルにお二人に座っていただいたところで、会場は音楽に合わせて暗くなり始めました。
すーっとスクリーンが下りてくると、幼いころから、出会い、挙式当日までをまとめた映像が流れます。実際の結婚式で使用された内容で、新婦さまは時折目元をハンカチで拭われているようにも見えました。

そして・・・映像が終了しお音楽が変わると同時に八芳園のスタッフが大勢バックヤードから登場し、お二人にお祝いのメッセージと拍手をプレゼントしました。
こんな時間にこんなに大勢・・・!
と実は私自身も驚いてしまったのですが、お二人がお帰りになる前に、お二人の不安な顔をなくしたい!という気持ちに賛同してくれたスタッフたちが会場に集まってくれたのです。

「おめでとうございます」
「遅い時間にお引き留めしてすいません」
「いつでもまたご相談ください」
「お待ちしております」

たくさんのスタッフがお二人に一言ずつお声掛けしました。


本当に結婚式って人生の一大イベントですよね。何ヶ月というたくさんの時間をかけて、そして決して安くはない大切なお金を使い、色々な方々のお時間を頂戴して、たった一日の中の数時間という記念日をつくること。結婚式の意味は一人一人にあり、想いがたくさん詰まっているからこそ、悩み、考え、迷い、そして目に見えないものだからこそ不安にも思うのだと思います。


「ではまたお待ちしております。」
そういうと、お二人は丁寧に頭を下げてくださいました。
そして、そんなお二人の姿が見えなくなるまでお二人の背中を見つめました。



そのお二人の挙式が結局八芳園になるかはわかりません。
でも、今日もお二人に感動をプレゼントできたのなら私たちは幸せです。
感動で、不安な気持ちを八芳園のスタッフみんなで少しずつ軽くできると信じています。


実はスタッフがバックヤードから出てきた際に、お二人に小さな小さなぬくもりを、
メッセージとは別にプレゼントしていました。

是非八芳園に確かめにきてくださいね!