俺の誕生日  (NO15) | 描きたい放題 !

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転校生がやって来た  (NO1)   最初に 戻るよ


からかわないで! (NO14)  一つ前に戻るよ




  10月 10日       体育祭




「え~ みなさん  正々堂々と勝負するように」


校長の長い 挨拶がやっと終わった



(こんな長い 挨拶聞いていたら 競技やる前に疲れちゃうよ)



真純が出る競技は 100M走



神楽と同じだった



「位置について  よ~い   ドン  」



真純は  一生懸命走ったが  神楽には勝てず  2位だった



神楽は ダントツでみんなを引き離し  1位だった



「神楽ちゃん  速すぎ~」



「私 体育得意ね  これも酢昆布パワーのおかげアル」



(酢昆布って・・・足速くなるんだっけ??)          


 (ならないと思います)




「次の二人三脚に 出場される方は 正門の前に集まって下さい」



「あっ  私  行って来るアル」



「うん  頑張ってきてね」



(神楽ちゃん  引っ張りだこだな)




正門前



「チャイナ   足 ひっぱるんじゃねーでィ」



「それは こっちの 台詞ね」


「もし、負けたら お前のせいでィ」


むかっ 何言うアル それはお前のせいアル」



自分達の出番を待つ間   いつものようにもめている2人


その声は  3-Zの応援席まで 聞こえていた




「誰だよ・・・  あいつら ペアにしたやつは」


ため息をついている土方



「本当・・・  誰でしょう・・・」


 真純もため息をついた



「位置について  よ~い  ドン  」



あんなに 反発していた二人だが 競技が始まると 息ぴったしだった



もちろん 結果は 1位であった



「まァ  俺様の実力じゃ 1位は当然でさァ」


「私の実力の おかげアル」



競技が終われば いつもの2人である



「今度の競技は  何だ?」


土方が つぶやく



真純は プログラムの紙を見た


「先生達による 借り物競走だって」



「ほぉー  そりゃ 見ものだな」


「銀八先生  負けたら  許さないアル!」



「あっ  始まったみたいですぜィ」


銀八は 面倒くさそうに 走っていた


「何  ちんたら 走ってるアルむかっ


「あ~ぁ 先生 やる気なしでさァ」



しかし、 銀八は 借り物が書いてある紙を見るなり


もうスピードで 応援席まで 走ってきた



そして、



「真純  ちょっと来い」


と言うと


真純の手を握り 引っ張っていった



今までの  やる気の無さとは違い そこからの銀八は 一生懸命走っていた



そのおかげで 銀八は 1位になれた



「先生・・・ 借り物って 一体何が書いてあったんですか?」


「・・・ お前は 気にしないでいい」


「??」



  銀八の態度に ますます わからなくなる 真純



紙には、 自分のクラスで 一番可愛い子と書いてあった



(こんなの 見せられるか)  (//・_・//)




昼食の時間



銀八も含めて みんなで一緒にお弁当を食べた



「先生の ミートボール 貰いアル!」


神楽は 銀八の隙をついて 横取りした


「ちょっ  神楽! お前 俺の貴重なミートボールを むかっ    返せ!」


「嫌アル」



            パク



取り返される前に さっさと食べてしまった神楽



「あァァァ   俺のミートボールがァァァ」


落ち込む 銀八



それを見かねた 真純が


「先生・・・  ミートボールは無いですけど、 タコさんウィンナーならあげましょうか


  いります?」


「いる!」



真純は 銀八の お弁当箱に タコさんを入れてあげた



嬉しそうな顔をする銀八



(先生  子供みたい)


それを 見ていた 土方


(あからさまに 顔に出てやがる 銀八先生)




昼食が 終わると   応援合戦があった


応援合戦には、 土方 沖田が  羽織袴で登場し  多いに場が盛り上がった



しかも 下級生の女子達に  キャーキャー 言われていた



(あの 2人  モテモテだな)


真純は思った



競技も 最終種目となり  ダンスの時間になった



銀八は 真純のそばに 来ると


「先生と 踊ってくれるかな?」  と声をかけた



「いいですよ」



銀魂高校のダンスは、 誰と踊っても良かった



「実はな・・・ 俺 今日 誕生日なんだ  真純と一緒に踊れて良かった!」


「えっ 先生 今日 誕生日だったんですか!!  私 何もプレゼント用意してなくて・・・」


「今、こうやって一緒にいることが 何よりも嬉しいプレゼントだから」



(///∇//)  「先生・・・」



ダンスの時間も終わり


体育祭  優勝したクラスは  3-Zだった




帰りのホームルームで   優勝した賞品に ジュースが配られた



「何でィ・・・  普通のオレンジジュースかィ  俺はブラックオレンジジュースが


  良かったでさァ」



「俺だって  ブラックコーヒーが良かった」



「お前ら  貰っておいて 文句言うなよ


俺だって 本当は 苺牛乳が良かったのに」



「私は・・・ りんごジュースが 良かった」


真純も ぼそっと つぶやく



「私も 昆布ジュースが良かったアルね」



土方  沖田  銀八  真純



「そんなの  あるかァァァ !」


と つっこむ



「けっ  じゃ、  お前ら 作るアル  誰が一番 活躍したと思ってるアル むかっ



ブツブツ 言いながら  神楽は帰っていった




  高校生活 最後の体育祭は  無事 終わったのだった



3-Z の お芝居  (NO16)  に続く