1先日ワインパーティに行く時に起こった事件

My Teksiでタクシーを呼んだ。もちろん出発点は我がコンドミニアム。目的地はレストラン所在地。途中、ちょっと回り道をして友人宅に寄り、友人をピックアップすることになっていたので、その旨、メモ欄に記載して予約を入れた。
「タクシーが4分で到着します」とお知らせが出たが、4分が一向に縮まらない。本来ならタクシーが近づいてくると、あと3分、2分とカウントダウンするものなのだが……。
大丈夫かー?とドライバーに電話してみる。
「もう到着して待っているんだよビックリマークナニやってんだよ!?」とプチキレ気味。
待ってるたって、こっちも待っていたし、そもそも「あと4分」と出てから5分も経っていない。
何を言っているんじゃむっとこっちもプチムカッとしたのだが、まあ、いい。
「今すぐ行くから」とだけ言って電話を切った。

タクシーに乗り込んだところ、またまた文句を言ってくる。10分も20分も待たせたわけじゃあるまいし、鬱陶しい奴だ。だいたいオマエのGPSがちゃんと作動していないんだろうがパンチ!

「あと4分からGPSが動かないからずっと待っていて、おかしいと思って電話したんだよ」と言うと
「俺のGPSはアップロードしたばっかりだ。オマエのがオカシイんだろ」と言う。私のGPSは関係ないだろうがシラー

あ、コイツ、前にもGPSが動かなくて数分待たせた時、タクシーに乗っている間中、ずーーーーーーっと文句を言っていたキ○ガイドライバーだ、と思い出す。コイツの車、ブロックできるといいのになあ。

「まあ、いいや。とにかく友人をピックして、店に向かって」と言うと今度は
「なんで友達は別のタクシーで行かないんだ!」と文句を言い出す。ほっといてくれ。
「迎えに行く約束しているの。いいから行って」
すると奴は延々文句を言い出した。

奴によると、
・マレーシアの法律でタクシーは途中で人を乗せてはいけないことになっている。
・どうしてもそうしたいなら、私の乗車地点から友人宅までで一度メーターを止め、友人宅から目的地まであらたにメーターを回す。
・それが嫌なら3RM上乗せして払え。
ということだった。

聞いたことありませんが、そんなこと。

「そんなこと言われたことないけど?」というと
「他のタクシードライバーは知らないだけだ。これはマレーシアの法律なんだ。いいか、俺は英語ができるから、オマエに教えてやる。これはマレーシアの法律だ。英語がわかるなら理解できるだろ(つまり理解できないのは、私の英語力のせいだ、と言いたいらしい)」が、彼の英語は時々判るが、よく判らないことも多い。はっきり言うけど、私の英語力のせいではないと思う。彼の英語が(いや、英語の問題でもないのかもしれないけれど)変なのだ。で、適当に聞き流すことにした。

真偽のほどはともかく、そんな3分で済む話をタクシーに乗っている間中延々繰り返す。やっぱりコイツはキチだえっ

適当にやり過ごし、友人を拾った。すると奴が何やらまくしたてた。3RM上乗せして払え、と言っているのだろうが、やはりよく判らない。英語に困ることのない友人もよく判らないと言う。すると、ドラーバー突然、メーターを止めてしまった。
「何すんのよむかっ
「オマエのコンドからここまでで、1乗車。ここから店までで1乗車。これでスッキリすんだろ」

信じられなーーーーーーい爆弾
1人なら 絶 対 にタクシーを乗り換えるところだが(まあ、1人じゃこんなことにはならないわけだが)、友人が一緒だったのと、更に店で合流する友達が待っているはずだったので諦めてそのまま乗ることにした。そう、私は根性が悪い奴やコズルイ奴とは徹底抗戦の構えだが、キチとは闘わない主義なのだ。

乗っている間中、やつはまたずーーーーーーーっとなにやら能書きをたれていたが、相変わらず友人にも私にもよく判らなかった。絶対キチだ。

2送迎サービスで起こった事件

最近、シンガポールーJB間の送迎サービスの割高感が半端ない。
JBに来た当初は、安い会社だと120RM(当時のレートで約3500円)だから、品川からNEXに乗るのと同じくらいね、なんて思っていた。が、しかし、このところの嫌がらせの如き通行料の値上げやら円安やらで、200RM(約7000円)。週末料金だので30RMほど上乗せする会社もあって、日本円にしたら倍以上のコストとなった。そこで今回は友人から教えて貰った、週末料金を上乗せされない送迎サービス会社を使ってみることにした。どうせシンガポールからJBに戻って来るだけだし、そんなサービスの差があるとも思えなかった。


クローバー写真は往路のバスの車中より撮影したものクローバー

その日、運悪く夫の飛行機のチャンギ到着が遅れ、チャンギ出発が18時になった。うーーーむ。これは混みそうだなあと思っていたのだが、案の定……であった。シンガポール側のイミグレの手前でいつもよりだいぶ早いところから渋滞が始まった。
うーーーーむ。これは先が思いやられる。が、まあ、夫とつもる話(遅々として進まぬ家のリノベの報告とか、便器はTOTOにしようではないか、とかべーっだ!)もあったので、まあ、時間はさほど問題にならなかった。

結局、チャンギを出発してからシンガポールイミグレに到着するまでに2時間強かかった。あの渋滞はシンガポールイミグレの嫌がらせだったい違いないビックリマークと思えるほど、イミグレ通過後は順調だった。が、マレーシアのイミグレを通り過ぎた所で、我々の想定外の問題が起こった。

「このあとガソリンスタンドに寄るから、そこで車を乗り換えてくれ」
「はあああああ?」

基本的に、イミグレから我が家までは高速で1本で、下道に降りる必要はない。しかも道がすいていたら15分かそこいらで到着してしまう。なのになぜなぜわざわざ混んでいるかもしれない下道に降りて、ましてや車を乗り換えなくてはいけないのか。

「20時半に次のお客のピックアップに行って、またシンガポールに行かねばならないのだけれど、もうアナタたちの家まで送っていたら間に合わない(確かに、すでに8時半近かった)。なので、同じ会社のドライバーがアナタたちを送るから。社長の息子の車だからいい車だぞ。Don't worry!心配すんな」

いやーーーーーー。別にWorryなんぞしやしちゃいないが、なんでまた私たちが車の乗り換えなんていうメンドクサイ事をしなくちゃいけないんだ。車がいい車かオンボロかという問題ではない。
「そっちの車が次の客をピックアップすればいいじゃないの」と言うと、
「彼はまた22時にアポがあるんだ」
「それをアナタがやったら?」
「いや、僕は家に帰らなくちゃいけないから」

意味が判らない叫び

とにかく、彼らのシフトが最重要課題で、我々が犠牲になるしかないようだった。いや、べつに一刻一秒を争っていたわけでもないし、いいっちゃ、いいんだけどね……。腑に落ちぬシラー

結局、我々には選択の余地はなく、ガソリンスタンドで車を乗り換えさせられた上に、すぐに走り出さない車の中でしばし待たされる羽目となった。

車中、夫にこう言った。
「週末料金の30RMの意味が分かった。あいつの所は、こんなにギリギリのスケジュールで仕事入れていないんだろうね」
「自分たちが帰ってくるだけならいいけれど、お客にも使えないね。いきなり車降りて乗り換えろって言われたら、日本から来た人、事件に巻き込まれたと思って焦るよにひひ

いやー、JBって、仕事のクオリティの割にすべてが割高だとばかり思っていたのだけれど、一応、お値段の差にはサービスの差がある 場 合 も あ る ことを知ったのだった。

もちろん、我々の常識がマレーシアの常識と異なることもあるのだろう。住まわせて頂いているので、あまり文句ばかり言いたくはない。が、しかし……。
こんなんで、本当に2020年に先進国入りできるんだろうかねえ汗