韓国では、公務員試験を受ける人が増えています。
中には、超有名大学を卒業し、
超有名財閥企業に就職したのに、
会社生活のストレスに疲れ、
公務員試験を受け直す人もいて、
競争率も合格ラインも、どんどん上がっています。
昔と違って、最近の若い人たちは、
上を目指すより、安定を選ぶ傾向にあるようです。
1980年代は、公務員になるのは、就職ができない人たちでした。
学生運動に参加して、就職が難しい人たちは、
皆、公務員になりました。
今の50代の公務員には、学生運動経験者が多いです。
90年代でも、能力や、やる気のある人は、
皆、会社に就職しました。
皆が、上を上を、目指していました。
地方では、就職先も限られるので、わかりませんが、
ソウル市内では、就職にもれたような人が、
公務員になりました。
それが、今は、ストレスも少ないし、
育児休暇も楽に取れるし、残業もないし、
定年までの勤務が保証されていて、
定年後の年金もしっかり保証されている
そんな公務員が、圧倒的に人気の職業になっています。
今年の公務員試験の競争率は、
地方職のソウル市の場合、平均87.6倍でした。
人気の職だと、最高288倍でした。
288倍なんて、よほど運が良くなければ、
応募者の年齢を見ると、20代が60%以上ですが、
30代が30%以上、40代も約5%、
10代、50代も、少ないですが、います。
国家公務員の試験も、一番低い9級が
平均51倍の競争率です。
なんとしても公務員合格したい人たちの間では、
競争率の低い地方がどこかとか、
警察、消防などが狙い目だとか、
そんな情報がたくさん出回っています。
新宿 新大久保 韓国語教室 ハングルちゃん
以下余白