社会常識能力検定とは、全国経理教育協会が実施・認定する資格試験。

就職活動を始める前の学生や、ビジネス界でさらに活躍したいと願う社会人を対象としています。

 

社会常識1

今回受験した神奈川経済専門学校ウインク

 

社会常識2

可愛らしい看板がお出迎え…

試験会場でほっこりしてしまいましたおねがい音符

 

1級の出題範囲は以下の3項目。

「Ⅰ社会常識」「Ⅱコミュニケーション」「Ⅲビジネスマナー」

記号選択も一部ありますが、記述が中心です。

 

「Ⅰ社会常識」(30点)
漢字の読み書き、四字熟語・諺の穴埋め、カタカナ用語の日本語への置き換え、アルファベット略語の書きなどが出題されます。
漢字は漢検準2級レベルの知識があれば余裕でしょう。
四字熟語・諺は「旧態■然」や「焼け■に水」などの一字穴埋めで、横に意味も書かれているので易しいです。
カタカナ用語の置き換えは「イニシアティブ⇒主導権」、「マーケットシェア⇒市場占有率」アルファベット略語は「東南アジア諸国連合⇒ASEAN」、「格安航空会社⇒LCC」といった感じ。

 

「Ⅱコミュニケーション」(30点)
ビジネス文書の種類・書式、上司や来客に対する適切な言葉遣いなどが問われます。
稟議書、照会状、紹介状などの文書の種類や、時候の挨拶、ビジネス文書特有の言い回しは繰り返し似た問題が出題されているので、しっかり押さえて得点源にしましょう。
特有の言い回しとは、「平素格別のご厚情を賜り…」とか、「微力ながら、社業の発展に尽力いたす所存で…」といった定型文です。

 

「Ⅲビジネスマナー」(40点)
慶弔の上書き、会議の形式、郵便の送り方などが出題されます。

あとは「同僚にスピーチを頼まれた時の注意点」や「秘文書の取扱いにおける注意点」など箇条書きで答える問題も出ます。この分野は内容・形式ともに秘書検定とほぼ同じです。詳細は後述。


この試験はもともと秘書能力検定という名前で実施されていたこともあり、出題内容は(公財) 実務技能検定協会主催の秘書検定とかなり似ています。そのためテキストは秘書検定のものがそのまま使えます。

 

追記】

平成27年より「社会人常識マナー検定」に名称変更されました。

ただでさえマイナーな資格試験なんだから、

あまりコロコロ変えない方がいいと思うんですけどね…

これでは定着しないじゃないですか。

 

受験対策としては過去問題集で傾向を調べ、

秘書検定のテキストを読み進めるといいでしょう。
過去問は全経のサイトから1,000円前後で買えます。

 

秘書検定のテキストは出版社問わず、

3級~2級程度のもので十分対応できます。


試験の約1ヶ月後に、全経のサイトから合否確認ができます。

無事に合格!!ウインク

 

合格点は70点で、試験後の感触は「ギリギリ受かってるかな~」という感じだったのですが、意外に94点も取れてました。記述の採点はかなり優しめのようです。

 

合格した場合の合格証書の受領方法ですが、受験した校舎へ直接取りに行くか、郵便で郵送先(自分の住所)を記入のうえ切手を同封するか、2通り選べます。


私は郵送してもらうことにしました。

合否発表から2週間後、合格証書が届きました。
 

総理大臣経験者の名前が2つも入ってるので、
そこらの国家試験の合格証書より見栄えするような…照れ

 

マイナーな資格ですが、初学者でも取りやすくオススメです。
いきなり1級受験でも何とかなりますよブルー音符