●概要
運行管理者は道路運送法および貨物自動車運送事業法に基づく国家資格。
自動車運送事業者は一定の数以上の事業用自動車を有している営業所ごとに、一定の人数以上の運行管理者を選任しなくてはなりません。
運行管理者の主な役割は、事業用自動車の運転者の乗務割の作成、休憩・睡眠施設の保守管理、運転者の指導監督、点呼による運転者の疲労・健康状態等の把握や安全運行の指示など、事業用自動車の運行の安全を確保することです。
試験は年2回、3月と8月に実施されるのですが、事業用自動車の運行管理の実務経験が1年無い場合は、事前に基礎講習というものを受けなければなりません。
この基礎講習、平日に3日も拘束されるのは社会人にはキツいですが、実務経験が無い人は避けては通れません…
(;´∀`)
講習を修了すると修了証書と指導講習手帳が交付されます。
次はいよいよ試験!
運行管理者試験は1990年に開始され、もともとは合格率70%程度のゆる~い試験でした。
(1993年度には合格率88.1%を記録)
しかしトラック運転手の危険運転や飲酒運転が社会問題になり、それを受けてか試験も次第に難化。
(2014年度には合格率14.4%記録…!)
最近は合格率30%前後で推移していますが、難易度の振れ幅が大きく、油断ならない試験です。
今回私が使用したのはユーキャンの「速習レッスン」。
イラストも豊富でスラスラ読めました。
買ったのはこの1冊のみで、過去問等は買いませんでした。
3周ほど読み回したところで試験日到来。
今回から不正防止のため途中退室が出来なくなっていました。
「おいおい、勘弁してくれよ…」
途中退室不可だと、解き終えてから数十分(場合によっては1時間近く)も拘束されるのは本当に苦痛なんですよね。時間の無駄で。
文句を言っても仕方ないのでダラダラ解き進めていたら、
案外解き終えたのは試験終了間際でした
(過去問をやってないので時間配分がわからないのでした)
帰宅したら公論出版から解答速報が出ていたので自己採点。
30点中18点(60%)で合格のところ23点取れていました。
これを添付して運輸局に申請すると、
1週間ほどで資格者証が届きます。
これで私も晴れて運行管理者の仲間入りです。
今回の受験は会社が「業務に関連性あり」として
費用を負担してくれたので、無事に受かって良かったです