なぜ退去者数が入居者数を上回るのに新たに施設を作るのか? | 半田伸明のブログ

なぜ退去者数が入居者数を上回るのに新たに施設を作るのか?

2014年9月の決算審査特別委員会で、SOHO事業について質問しました。

三鷹市はかねてからSOHO事業に力を入れてきました。SOHOとはsmall office,home officeの略称で、要は創業する人などにスペースを提供するようなものと考えれば良いでしょう。提供者は様々です。

2013年の決算では、新たにSOHO施設を始める方への補助として590万円余の支出となっていました。
SOHO施設は、既に産業プラザやSOHOセンターなどをはじめとして複数あります。新たに始める方への補助ということなので、入居希望が多く足りないのかな?と素朴に思い、念のためこれら施設の直近の入居者及び退去者の数を調べてみたところ…

驚きました。2013年度から目に見えて入居者を上回る退去者数という状況になっていることがわかったのです。

もう立派な頭打ちです。だったらやる必要はないですね。必要なものをなぜやるのでしょうか?
「今後の新規のSOHO施設整備は見合わせるべきだ」と述べました。

目玉事業と言えそうなものでも、実態を調べてみるとおかしな実態はまだまだあるでしょう。今後も事業の詳細をつぶさに分析をして、おかしなものがあれば追及していきます。