手のひらの地球儀


New year's eve

監督: ゲイリー・マーシャル(Garry Marshall)

出演: ヒラリー・スワンク(Hilary Swank)/ロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)/ザック・エフロン(Zac Efron)/アシュトン・カッチャー(Ashton Kutcher)/サラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)/ハル・ベリー(Halle Berry)/ミシェエル・ファイアー(Michelle Pfeiffer)

2011年 アメリカ



 大晦日のニューヨーク。タイムズ・スクエアには、年越しイベントに人々が集まってくる。イベントの責任者(ヒラリー・スワンク)、歌手(ジョン・ボンジョビ)、シェフ(キャサリン・ハイグル)たちはその準備と進行に追われている。

 そしてまた、死期の近い老人(ロバート・デ・ニーロ)、大晦日が嫌いな男(アシュトン・カッチャー)、出産予定の妊婦(ジェシカ・ビール)、25年間続けた仕事を辞めた女性(ミシェル・ファイファー)、思春期の少女(アビゲイル・プレスリン)と母親(サラ・ジェシカ・パーカー)、多くの人たちも、それぞれの大晦日を迎える・・・・。



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 一年が終わり、また新しい一年が始まるとき。それぞれの、ハッピー・ニューイヤー。


 豪華スター共演の群像劇。イベントムービーですね。ゲイリー・マーシャル監督、バレンタインもやっちゃったし、クリスマスはリチャード・カーティスの『ラブ・アクチュアリー』があるし、じゃぁ今度のネタはニューイヤーって感じで。次は独立記念日あたりですか(笑)。


 こちらは機内鑑賞しました。字幕がなく、台詞はおそらく正確には5割くらいしか聞き取れておりませんが(汗)、日常会話で構成されているのでだいたい何を話しているのか解ったのと、難しい映画ではないので、まぁ内容は9割理解できたと思います(^^)bダイジョブ。


 とにかくスターの目白押しなので、単純にその共演を楽しめばいいんじゃないでしょうか。新たなキャストが登場するたびに、オッ!オッ!となりますね。


 だいたい登場した瞬間に誰だか反応できる中、ひとり、ん?とハテナマークの人物がいました。だらしない部屋着姿で、アパートのニューイヤーの飾りつけを壊す不機嫌な男。

 この、アシュトン・カッチャー似で、且つハーフナー・マイク似の超イケメン男は誰だ!?めっちゃ好み!!

 と最後まで思い続け、エンドロールを舐めるように見ていたら、アシュトン・カッチャー似ではなく、アシュトン・カッチャーご本人でした。アハ。

 私、何を観てもたいてい「アシュトンかっこいい」と思うのに、本人だと気付かないとは・・・。なんたる不覚!それにしても、やっぱりいい男。だらしなくても、いい男。ますますデミ・ムーアに殺意を覚えるのであります。


 この群像劇。大きく分けると、8つのパートがあります。そして、それぞれのパートとキャストがが少しずつ交錯します。


 私の好きなのは、25年間続けた仕事を辞めた女性(ミシェル・ファイファー)と、彼女に一晩付き合う若者(ザック・エフロン)のエピソードですね。

 この中年女性がエコバッグみたいなのをぶら下げて登場した瞬間に笑っちゃうものがありましたが、なんかね、女の哀愁が漂ってるわけですよ。そこに綺羅星のように登場する明るい若者。いいですねぇ。

 私くらいの年齢になると、10も20も年下の男との恋愛ウェルカムなわけで(20は犯罪!?)、こんなの見てると、憧れてキュンとなるのです。私もたとえ哀愁漂っても、可愛いオバチャンになりたい。


 こんな映画を観たせいか、機内で寝てたときには、年下の男の子にプロポーズされる夢まで見ちゃいました(笑)。←アホ。


 ザック・エフロンの出演作は実はこれが初めて。なかなかいいですね。一世を風靡したザックに対して、なかなかいいなんて図々しいけど。金髪サラサラよりも、私はこっちが好みです。


 そんなこんなで、年越しに観るには、うってつけの1本になるのではないでしょうか。年を越せるというのは、誰にとっても幸せなこと。だから、ハッピームービーでいいと思います。


 もちろん言うまでも無く、私がこの中で一番言われたい「ハッピー・ニュー・イヤー」は、アシュトン・カッチャー扮する、だらしない部屋着男からのものです☆