穢れ(映画観てきた) | 五分咲きの日々~花とひとだま時々ねこの画家、ほんじょうれいこのブログ~

残穢(ざんえ)観てきました。


原作は小野不由美さんの本です。

ある日、作家である「私」に、大学生の久保さんという女性から手紙が届く。「1人暮らしを始めた部屋で、畳を帯が擦るような奇妙な音が聴こえるんです」久保さんの住む部屋は人が居つかないらしい。

しかし、久保さんの部屋は事故物件ではないという。そこで、「私」と久保さんは調査を始めた。。



残穢 (新潮文庫)/新潮社

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キャストが好きなひとばかりで映画化すると聞いたのと、内容が単なるホラーではなく、ミステリー要素もあり、ルポタージュ要素もありで、とても興味を惹かれて、昨年、原作を読みました。

正直、原作を読んでもあまり怖い感じはしませんでした。

映像化されたらものすごく怖かった。

よくある、ちゃっちい邦画ホラーと思ったら大間違いです。本物の怖さです。

炭鉱の火事の消火の仕方、原作ではさらっと読んでしまっていましたが、改めて映画で見ると。

「奥山家に関することは、聞いても話しても祟られる」という。。

実話と書かれているわけではないですが、おそらく「私」は小野不由美さん自身と思われるし、全ての発端と思われる炭鉱の火事ならこの日本ではおそらく珍しいことではなかったでしょう。連鎖する事件なども、現実の事件やよく聞く怪談話と結びついてしまうので、、本当に怖いんです。

「殺せ」という声が聴こえた、という殺人犯て多いですよね。

今までホラー映画を観ても「これじゃない」感が半端なくて、これこそ観たかった日本の怪談、だと思うんです。しかし、あまりにも怖すぎです。。(T_T)