久しぶりにテラコヤでのお勉強会
今夜は、ハンセン病のことが色々と伝わりやすい映画
「砂の器」を鑑賞
国家を挙げての差別的な行為を推し進めた病気
今になってみれば、おかしいと思える情報があるけれども
もし当時に自分達がいたら、やっぱり同じように差別していたかも
そんな目でみていたと思う
原作は松本清張の推理小説
何度か映画化、TVドラマ化されているけれども
これは、1974年の松竹映画
何も知らずにみても、すばらしく感動できる映画だと思う
自分の場合は、この映画でのハンセン病は大した問題ではなく
一番大事なのは親子愛、父子愛、だと感じた
今日の参加者さんの一人が、「なぜ主人公は殺人をしてしまうのか?」
という質問をされた
よりによって、父子の命の恩人ともいえる善良な元警官を殺してしまうからだ
誰かがそれに答えたのは、「自分の過去を守るため」
「父子の過去を知っている元警官は邪魔な存在だったから」
でも、自分は違うと思った
自分が思う答えは単純だ
父親の命を助けるためとはいえ、父親から引き離されたからだ
主人公はただ父親とずっと一緒にいたかっただけ
善意だったとしても、それを引き離した警官を許せない…
原作は読んでいないので、何が正解かはわからないし
映画をみている人の経験や、考え、知識、性格なんかでも
その答えはいろいろあると思う
もし、この映画をみるチャンスがあったら
ぜひ、じっくりとみられることをおすすめします