強化ピボット | 花屋とGT-R

花屋とGT-R

GT-R☆FREAKS
NISSAN SKYLINE GT-R
BNR32 銃銀 (1994) 
【ENNGINE】
 lartefice SPL
 BCNR33 N1spec改
 REIMAX street cam
 HKS piston
【TURBINE】
 BNR34 N1spec
【MainECU】
 APEX Power-FC
 [D-Jetronic pg改]


強化ピボットというパーツがあります


32Rの初期型~中期型までのプッシュ式クラッチに


使われる部品です


クラッチペダルを踏むと、油圧シリンダーで


レリーズフォークを動かし、クラッチカバーを動かすのですが


ピボットはそのフォークの支点(てこの原理)に使われています



なんで、そんなところに強化品が設定されているかというと


純正品では、クラッチを強化品に交換した時に


折れることがあるんです


クラッチカバーの作動に大きな力が必要になることで


このピボットにもノーマルよりも大きな力がかかってしまって


しばらく使っていると、ある時、突然折れちゃうんです


初代花屋号(3年後期モデル)も、折れたことがありました


その頃は、ニスモのセラメタC+専用カバーという組み合わせ


クラッチペダルも、もの凄く重かったです(汗)




独身の頃、朝5時に家を出て阿蘇方面のコースを走っていて


ギヤチェンジ時にクラッチペダルを踏むと


『スコッ!』っと、いつもよりもすごく軽く踏めてしまったんです


でもシフトチェンジはできません・・・


はじめは訳がわからず、クルマを路肩に止めイロイロ考えました


結局、何かの故障でクラッチが切れないということが分かり


1速に入れたままエンジン始動⇒スタート


バイクの要領で、回転をあわせながらクラッチを切らずに


2速、3速にシフトチェンジしながら走行


信号などで止まる時には2速のままエンストさせ


また1速に入れてエンジンスタート・・・を繰り返し、


何時間もかけて当時のいきつけのクルマ屋に運びました


そこでミッションを降ろしてもらったら


コロンって、折れたピボットの頭が出てきました・・・


当時の純正部品でも、対策品が出ていたので


その時はそれに交換しましたが、その後ニスモからも


強化品が発売になりました


余程、同様のトラブルが多かったんでしょうね(汗)


プッシュ式の32Rに乗っている方は、クラッチ交換時に


そのあたりも確認されることをオススメしますです




とはいえ、32Rも後期モデルでは、33Rと同じプル式になり


ピボットのような部品は使われていません


6年式の現花屋号は、そういう意味ではちょっと安心です


が、クラッチマスターやレリーズシリンダーが逝ってしまうと


同じようにクラッチが切れなくなりますので


たまには点検しないといけませんね