こんなにも寒くなったというのに夜の公園にはたくさんの人。
灯りの持つ、人を呼び寄せる力に感心させられる。
そして私も呼び寄せられた一人。
小さな弟の瞳の中にたくさんの星がきらめいていると、ムスメが笑う。
弟が可愛いとはしゃぐムスメも可愛い。
うん、たまらんよ。まとめて食べちゃいたいくらい( ´艸`)
。。。なんて楽しんでいられたのもつかの間。
リードを振り切った子犬のように駆け出したムスメを見失い顔面蒼白。
遊具のところを探したり。
来た道を戻ったり。
少し先を見に行ったり。
人だかりを覗いたり。
でも。
どこにもいない。
小学3年生。125センチ足らず。
こんなにも暗い、大きな公園で変質者に拐われたら、もう二度とみつからない。。。
そんなことを考えたら、怖くて、怖くて、腹がたって。
はしゃいで駆け寄ってきたムスメに拳骨グリグリしてお説教。
ムスメはちょっと泣いてたけど。
私も泣きそうだった。
彼女が私を恐いと思う以上に、彼女を失うかもしれないと思った私の方が怖かったんだ。
いつまでも一緒にはいられない。
いつまでも見守ってはいられない。
そんなこと、頭では理解してる。
でもまだ、心は認められない。手離せない。
拳骨の裏側にそんな私がいるなんて。
君は知らないんだろうな。。。
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