タッチケア講習会
日本タッチケア協会、認定指導者講習会
を13.14日の2日間、広尾の日本赤十字看護大学にて受講してまいりました。
こちらの協会は医療関係者、保育関係者、施設などにお勤めまたはその教育機関にお勤めの方々など
タッチケアに実際関係しうる職種の方が入会、受講できるという事で
私も現在、産婦人科に勤めさせていただいているので受講する事ができました。
赤ちゃん人形を手にワクワクと出かけましたが、朝から夕方までの受講の中で
心にしみる内容も数々ありました。
実際に新生児治療にあたっている小児科医、看護師長、看護大学教授など
現場で治療やケアに長年携わる方々のお話を聴くことができ、貴重な学びの時間となりました。
そして最近考えていた方向と
この講習を受ける時期がピッタリでした
『ベビーマッサージ指導者認定講習』カルチャースクールなどで数時間×2日
受講料を払い受講すると、認定証がもらえて…という講習に疑問を感じていたのですが
今回は指導者認定講習会ではありますが
協会とはいえ前衛は医師らで始めた研究会なので、
『このタッチケアを教える事で生計を立てようとしないで下さい。』
『資料代やお茶代程で、是非たくさんの方に自分らしい方法で伝えて下さい。』
ここにいる人が、それぞれ数十人にお話してくれただけでも多くの子供達が救われるかもしれないし、それにより多くの大人達も救われるのでは…という考え方に
心から共感しました
生まれてすぐのカンガルーケアから始まり
NICU(新生児集中治療室)でのタッチケア
おすわり、たっちの頃のタッチケア
乳児院、重度の障害児へのタッチケア
また、保育園で様々な子供達にタッチケアを実践した結果、現在の状況など
学べば学ぶほどタッチケアの必要性や有用性を感じ、
愛がある家庭なら当たり前に与えられるであろう愛情を肌で感じずに育つ子が
タッチケアで徐々に落ち着いてきたり、
面倒が全くかからず表情も無かった子が
どんどん子供らしくワガママを言うようになったり…
でもそれは治療とは違い、病気を治すということではもちろんなく
タッチケアやカンガルーケアにより生まれた親もしくは担当の保育士さんとの『愛着』は
その子の生きる力を強くする。
愛着とは、ハグする、語りかける、おっぱいをあげる、握り合うなど
『触れ合い』により深まる絆の大切さは
頭ではわかっていてもなかなか実践しずらい環境もあると思いますが
ここをしっかりしていくことで
社会問題のいくつかは軽減していくかもしれないとも思います。
この他に皮膚、脳、ホルモンの講習もあり、この辺りはアロマセラピストの学習でも触れてまいりましたが更に理解することができました。
学びはやろうと思えばどんどん深まりますが、良いことは少しずつでも実践していきたい!と、強く思いました。
とはいえ…
私はこの連休の2日間、娘とほぼ一緒に過ごせず
自分はどうなんだ( ; ; )と、思いながら電車に揺られ帰りました
でも帰ったら、娘の方からベタベタとすごいアプローチがあり
私からタッチケアしなくても自分からタッチをどんどん補給している娘に
少しホッとしました(笑)
私自身、子供時代に甘えや触れ合いとは離れた環境にいた記憶ばかりですが、
それが娘へは連鎖されていない事がとても嬉しく幸せに思う毎日
怒りも喜びも、甘えも(^_^;)家庭でオープンに表現してくれる娘に
逆にいつも助けられています
家庭が守られる所という絶対的な安心感は
逆に子供を自立させるように私は思います。
札幌、青森、長崎、福岡など全国からいらしている保育士、助産師、看護師の方々のお話や
親しくなれた助産師の新米ママさんも
赤ちゃんをパパに預け、搾乳しながらの参加で皆さんの熱意にも感動した実りある2日間でした