10月の日記に書いたように、花は2歳半で「英語」の名前が「英語」であると知り、

はっきりとその口で「英語やだ」と言うようになりました。


ところがその後、「英語やだ」と言い続けることはなく、

英語で楽しいことがあった後は「英語すき~」になったり、

保育園でたっぷり時間を過ごした後は「英語やだ!」に戻ったり、

DVDを見る時はまた、「英語すき~」になったり、

自分が日本語でしゃべっているのを英語で邪魔されたりすると、「英語やだ!」になったり・・


そんな繊細な2歳半のキモチをできるだけ害さないよう、

「英語やだ!」という気持ちを助長させないよう、


彼女が日本語でノリノリ話している時は、私も日本語で応じるようにしたり、

英語を使う時は、できるだけ楽しい雰囲気を醸し出すようにしてみたり、

この2カ月は、配慮の連続でした。


配慮しながらも、できるだけ日々の中の英語のボリュームを増やせるよう

彼女が「楽しい」と思えるような話しかけを、英語でするようにしてきました。


そして気が付くと、日々の会話のほとんどを英語でしても、

彼女は嫌がらないようになっていました。

(私の英語力ですので、間違った表現はたくさんしていると思いますが、それは気にせず)



2歳7カ月になり、最近の花は

英語でリピートすることがとても上手になり、

私が話しかけることのほとんどは理解するようになり、

いつも見ているDVDのセリフを、私よりも上手にピックアップしていたり、

ひとりで英語の絵本を読んだりするようになっていました。



しかし、それらはどれも

「誰かの言葉をリピートする」以上のものではありませんでした。



ところが今日クラスに参加している花を見ていたら、

お友達に Are you ready?と話しかけていたり、

How are you? と聞かれて、Great!と答えていたり、

自分の言葉として英語を使い始めていました。



ゆっくりゆっくりでも、彼女の中の英語は日本語と同じように

自分の気持ちを表現する手段として、

少しづつ成長していっているんだな、と実感しました。


おそらく彼女の今の英語レベルは、

母国語習得のレベルで言えば、1歳後半くらい、

つまり1年遅れのペースで進んでいる感じでしょうか。


悪戦苦闘しながらの2年半でしたが、

ようやく少しつぼみが見えてきたようで、とても嬉しい1日でした。