前回の記事で、
こどもたちと外の世界が「関連づけられる」ことで、
こどもたちは初めて精神的発達を果たすことができることを書きました。
その「関連づけ」の作業において最も大切なことは
そこにmovement(体を動かす作業)があるかどうかです。
こどもが何かを認識する時に、欠かせないことはmovementです。
たとえば、手を開いたらモノが落ちる。
それを実際に自分の手を使って繰り返し行う中で、
こどもたちはモノは上から下に落ちることを学びます。
それをいくら映像で見ても学ぶことはできません。
このように、こどもたちが世界を理解する上で
体を動かして学ぶことは、もっとも重要な役割を果たします。
では、実物の存在しない「ことば」を学ぶ時はどうしたらよいのでしょうか?
どうやって体を動かせば良いのでしょうか?
そこで大きな効果を発揮するのが「サイン(手話)」です。
サインは体を使って、外の世界とことばを関連づけます。
したがって、耳の聞こえないこどもたちばかりでなく
耳の聞こえるこどもがサインを使うことは、
母国語、その他の言語を習得する上で大変有効な手段となります。
例えば米国手話(サイン)を知っていると、
実存する「ゾウ」と、日本語の「ぞう」という音、同時に「elephant」という英語の音、
すべて一度来に関連づけすることができるのです。
こうした意味から、ハナハウスでは「米国手話(ASL)」をベビーサイニングとしてだけではなく
その後の英語習得にも大変重要な役割を果たすものとして推奨しています。
先日、関連する記事がSigning Timeのブログに掲載されていました。
ハナハウスの講師のHeidiのブログに転記されていますので
、
ご興味のある方はお読みになってみてください。
さて、米国手話を使ったハナハウスのサイン育児クラス
では、
1月より Winter Sessionが始まります。
ことばを話し始める前の赤ちゃんと大人のコミュニケーションツールとしてだけではなく、
その後の英語習得の大きな助けとなる米国手話クラス。
今季も素敵なママさんたちにお会いできるのを楽しみにしています。