この日(2015/03/22)、大阪から深夜バスで戻り、その足で上野公園に朝の散歩に行った後、新宿経由で小田急に乗り、町田にやってきました。
町田は東京都の南端に位置し、神奈川県の三政令指定都市と接していて、ほとんど神奈川県みたいな印象を持っています。これといった用事もないので、これまで訪れたことがありませんでしたが、ちょうど駅からハイキングの「いつでもコース」になっていたので、ちょうどいい機会だと思い、歩いてみることにしました。
コースは、町田駅から北上して、①勝楽寺⇒②宗保院⇒③町田天満宮⇒④芹ヶ谷公園⇒⑤⇒南大谷神社⇒⑥恩田川遊歩道⇒⑦町田市立博物館・本町田遺跡公園の順に歩き、そこから南下して、⑧菅原神社・井出の沢古戦場跡⇒⑨母智尾(もちお)神社⇒⑩カリヨン広場⇒⑪浄運寺と歩いて最後は町田ツーリストギャラリーという約10キロのお手頃コースです。こんな感じです →コース
さあ、歩きはじめます。→ 町田のマンホール蓋
① 勝楽寺(三寶山紹隆院勝楽寺)
浄土宗。本尊は阿弥陀仏(市指定)。天正元年(1573年)源蓮社光誉上人の開山で三橋新右衛門の開基。八王子の極楽寺の末寺だそうです。
→ 勝楽寺
② 宗保院
曹洞宗。本尊は千手観世音菩薩。天文11年(1542)に土地の豪士・大河伊与が先祖の菩提のため建立。伊勢原の石雲寺4世吸江詠怒の開山。明治34年に秋葉三尺坊大権現を勧請したそうです。
→ 宗保院
③ 町田天満宮
菅原神社、南大谷神社と並ぶ町田三天神の一つです。
→ 町田天満宮
④ 芹ヶ谷公園
急坂を下ってやってきました。小さな公園を想像していたのですが、思いのほか広い公園です。
⑤ 南大谷天神社
芹ヶ谷公園から坂を上り下りし、石洗橋を渡ってやってきました。創建は天保2年。神像の胎内文書により本殿の建立時期は17世紀中ごろと推定されています。一間社流造で蟇股の造り、彫刻なども17世紀前半の技巧を示しているそうです。町田三天神の一社。町田市指定有形文化財。本社は北野天満宮。
→ 南大谷天神社
⑥ 恩田川遊歩道
恩田川は、東京都町田市および神奈川県横浜市を流れる一級河川で鶴見川水系の大きな支流の一つです。両岸が遊歩道になっています。まあ、よくある遊歩道で、これといった特徴があるわけではありませんが、天気がよいので歩くにはもってこいですね。
→ 遊歩道
⑦ 町田市立博物館・本町田遺跡公園
坂を上ってやってきました。博物館に隣接する遺跡や、遺跡群から出土した埋蔵文化財などの収集、保存、展示する施設として昭和48年に開館したそうです。
→ 町田市立博物館
本町田遺跡公園は、昭和41年に、藤の台団地造成工事中に縄文・弥生期の遺跡群が発見され、昭和43年の発掘調査で11軒の住居跡が見つかりました。そのうち4軒は縄文時代前期、7軒は弥生時代中期のムラの跡だそうです。
⑧ 菅原神社・井出の沢古戦場跡
遺蹟公園から南下して菅原神社にやってきました。町田天満宮、南大谷天神社と並ぶ町田三天神のうちのひとつで、旧跡井出の沢古戦場にあります。室町時代に天神像が奉安され、1630年、 大沢玄藩により新たに天神像が奉安され菅原神社が建立されたそうです。
→ 菅原神社
井出の沢古戦場跡は、1335年、鎌倉街道の町田村(現在の町田市本町田周辺)で、北条時行軍と足利直義軍との間で激しく合戦が繰り広げられたと伝えられているところです。
→ 古戦場跡説明
⑨ 母智丘 (もちお) 神社
祭神は豊受姫大神、 大歳大神で、1919 (大正 8) 年、宮崎県都城市にある母智丘神社より勧請して創建した新しい神社です。
→ 母智丘神社
⑩ カリヨン広場
カリヨン広場に面する町田街道は、絹の集荷地として繁栄した八王子から横浜港への運搬ルートに使用された『絹の道』です。町田駅東口には記念碑が建てられています。『絹の道』もいつか歩いてみたいものです。
→ 絹の道記念碑
⑪ 浄運寺
→ 浄運寺
⑫ 町田ツーリストギャラリー
本日の終了地点です。
町田には生まれて初めて来ましたが、私の住んでいる三鷹と比べて大都会なのにびっくりしました。
繁華街には大勢の人が繰り出しており、吉祥寺よりも多いくらいです。
歴史もあり、名所・旧跡の類も多く、非常に楽しい街歩きになりました。