大切な友達の話し | 花枝 聖 official blog    
大切な友達との話し


グリカフェ1年目の秋に知り合って仲良くさせていただいたMr WESTこと西さんが先週の日曜日に天国へ旅立ちました。

ふらっとお店を訪れた西さんが音楽をやりたいと言った時、良かったらお店で歌ったらどうか?と答えたのが仲良くなったきっかけでした。
日頃から自分とつながったあらゆる人たちがやりたい事を語り、夢を叶えてほしいと思っている為、
その時もあまり深く考えずに誘いました。

それから、西さんが作曲したりライブしたりするのですが、なんだかとても面白い。
表現しづらいのですが、型破りな事が多く、思わず笑ってしまいそうになる。

気付けば周りの人達も西さん西さんと呼び親しんでおりました。

途中で体調が悪くなり入院した時も、なぜか次の日に病院から抜け出しテニスをやりに行ったり、
病室にチーム○○と勝手に名付けて同じ病気の人達を応援したり、ガン病棟は重苦しい雰囲気になっている部屋が多いと言われた中で、
西さんの部屋はとても明るくなっておりました。
こんな元気なガン患者はいない!と医者が言っていたと聞いた時、西さんなら越えていけると確信しました。

その後、好きな事をやる事で元気になれるはずと思い、退院の予定を聞いてはグリカフェLIVEを誘ったりしました。
西さんはCDを作ったり、アイプラザホールでのライブもしたりしました。
絵で個展も開きたいと深夜にグリカフェに泊まって夜通し書く事もありました。

今年1/23に定年退職を迎えた時、きっと人付き合いが少し減るんじゃないかと予想しました。
人は人と関わる事で活力が出ると思っている自分は、西さんにある相談をしました。


そしたらすぐに快諾をしてくれ、「花枝聖総合計画」なるものを作ってくれました。
このプロジェクトはこの先まだ何年もかかる話し、
だからこれに関わる限り生きていられるのならば、西さんはきっとまだまだなんやかんやで元気でいてくれるんじゃないかと思いました。

それから月に1度会う約束をしました。

6月の終わり、いつも通り連絡をすると、ちょっと体調が良くないので良くなったらまた会おうと言われました。
無理はしてほしくないので、すぐにOKと伝えると、今度会う時までにこれをやっておくようにと課題もつけてくれました。

おかげでまた良くなれば必ず会えると信じることができました。

しかし7月の終わり、そろそろ1度連絡した方が良いなと思うようになりました。
このままなんとなく終わりが来てしまったら嫌だなと思いました。

ただ、遠征イベントもあったり、お盆休みでグリカフェスタッフの調整も難しい事もあり、なかなかいけないなとも思っていました。
こないだの土曜日、たまたま西さんの相方town fieldこと町田さんがグリカフェに来てくれたとスタッフから聞き、西さんに会いたい気持ちはより強くなりました。

次の日聞いた時、とても残念でしたが、良い顔をしていたと聞き少し安心しました。

病気になった時も病名をつけてロックンロール!
退職した時も、定年退職ロックンロール!と歌ってくれた西さん。

だからきっと今も新曲を披露したがってるだろうなと思っています。

明日は友人の一人として、1番最初にお話しさせていただける事になりました。
しっかり伝えさせていただきたいと思います。

西さんのご冥福をお祈りいたします。


もし西さんを知る人でお通夜、告別式に参加したいと思う方は、詳細を送りますので、
連絡ください。


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