ポイズンドーター・ホーリーマザー

湊かなえ 光文社 2016年5月
 
 
 
 

 

女優の藤吉弓香は、故郷で開催される同窓会の誘いを断った。母親に会いたくないのだ。中学生の頃から、自分を思うようにコントロールしようとする母親が原因の頭痛に悩まされてきた。同じ苦しみを抱えた親友からの説得もあって悩んだのだが…。そんな折、「毒親」をテーマにしたトーク番組への出演依頼が届く(「ポイズンドーター」)。呆然、驚愕、爽快、感動―さまざまに感情を揺さぶられる圧巻の傑作集!
 
「マイディアレスト」
妊婦の妹が殺されるが・・・・・・・・・・

妹に対しての姉の嫉妬。おそろしい~~~


「ベストフレンド」

漣涼香は、脚本の優秀賞を受賞したが、最優秀賞を逃す。
最優秀賞を受賞した大豆田薫子への嫉妬を抱く気持ちが痛いほどよく描かれている。

最後のオチには、驚きが・・・・・・


「.優しい人」

小さい時から人に優しくしてきた明日実のことが書かれている。優しさとは何なのだろう?って思う。

「あなたは優しい人じゃない。でもそれは 決して悪いことじゃない。」という言葉が印象的。


「ポインズンドーター」
子どもを支配する「毒親」が母の 藤吉弓香 の視点で描かれている。
こんな親だったら、子どもは苦労するだろう思った。

次の
「ホーリーマザー」を読んでみると・・・・・・
藤吉弓香の母親の視点で描かれている。
見方によって、事実がこんなに違うとは!
 

他に「罪深き女」
 
 
ぞくっとする毒の効いた短編集だった。

お気に入り度★★★★