遊園地に行こう!

 

真保裕一 講談社 2016年6月

 

 

 
 
明日も仕事に行くための、勇気と熱狂ここにあります!奇跡の復活をとげた遊園地ファンタシア・パーク。夢を抱けない僕たちの前に、魔女が現れた―痛快無比のお仕事ミステリー。
 
『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』に続く第3弾。
なのだが、私は、未読。早速,ほかの作品も読んでみよう。
 
 
 
顔の傷を気にして、ぬいぐるみの被り物の中で働くこうと思った亮輔。
しかし、受付の仕事にまわされ・・・・
 
 
この園の主役であるエルシーに抜擢された遥奈。
人気があっても、それは、エルシーにであって、自分にではない。
ダンサーとして、ほかでオーディションを受けるが・・・・・
 
遊園地で働く人たちの悩みや仕事に関する考え方等が描かれている。
夢の国である遊園地を支えているのは、いろんな職種の人たちなんだなと改めて思う。
最初は消極的だった人たちが、自信を得ていく姿は、読んでいて気持ちがいい。
お仕事小説として面白かった。
 
魔女と呼ばれている上司、この遊園地のことを考えていて、部下に対する付き合い方も素敵な人だと思った。
 
 
途中から、事件がおきる。
それに対する謎解きは、駆け足で、ちょっと無理があるような・・・・・・・
お気に入り度★★★