透明カメレオン

道尾秀介 角川書店 2015年1月



透明カメレオン/道尾 秀介
¥1,836
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ラジオのパーソナリティの恭太郎は、冴えない容姿と“特殊”な声の持ち主。今夜も、いきつけのバー「if」で仲間たちと過ごすだけの毎日を、楽しくて面白 おかしい話につくり変えてリスナーに届ける。恭太郎が「if」で不審な音を耳にしたある雨の日、びしょ濡れの美女が店に迷い込んできた。ひょんなことから 彼女の企てた殺害計画に参加することになる彼らだが―。陽気な物語に隠された、優しい嘘。驚きと感動のラストが心ふるわす―。

恭太郎が恵に振り回されているのが、なぜそこまでするのかといい印象ではなかった。

けれど、恭太郎が、リスナーに向けての話。それがなかなか心に残るものだった。何かなしに読んでいたけれど、これにも伏線が張られていたんだ・・・・・・

そういうことだったのか。重い事実を抱えていたんだねえ。



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