それでも生きる子供たちへ

監督: ジョン・ウー, スパイク・リー, ジョーダン・スコット, リドリー・スコット, カティア


出演: ジョン・ウー
2005年


それでも生きる子供たちへ [DVD]/ギャガ・コミュニケーションズ
¥3,990
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世界中の子供たちの窮地を救うため、『M:I-2』のジョン・ウーほか、7つの国の巨匠が集結。両親の別離、ストリートチルドレン、HIV胎内感染、少年兵士など、7ヵ国の子供たちが抱える厳しい現実をドラマチックに描いた感動作。


7名の優れた監督の子供たちに対する思いが感じられてどれも素晴らしい作品だった。

少年兵士。爆破を依頼される。そこは、あこがれていた教室だった。
ここで勉強したかったんだろうな。

貧民街で空き缶集めをする兄妹。
こんな環境の下でも、明るい。

フォトジャーナリストの男、森の中に入り込むと、子どもに戻っていた。
戦場で見たことがトラウマとなり忘れられないのだろう。

HIV感染の少女。両親は愛情をもって接してくれるが、学校でいじめにあう。
自分が悪いわけでもないのに~。いたたまれない。

窃盗の罪で捕まった少年。少年院を出た日、迎えに来た両親に窃盗を強要される。
なんという親なのだろう!こどもがかわいそう。

金品を盗む少年。親分のところにお金を持っていくが、そこには、遊具がある。
悪い行いをしている少年でも、遊具の前では、あどけない子供に戻る。

裕福な少女。しかし、両親はけんかばかり。それとは対照的なのが、貧しい少女。しかし、愛情ある男に育てられていた。
その2人の少女が一つの人形を介して出会うのが、実にうまく描かれていた。




子どもは、生まれてくる環境を選ぶことができない。
どんな状況の中でも、どの子も、たくましく感じた。


お気に入り度★★★★