魔術師の視線

本多 孝好 新潮社 2014年9月


魔術師の視線/新潮社
¥1,728
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ビ デオジャーナリスト楠瀬薫の前に突然現れた少女。それはかつて、“超能力少女”として世間を騒がせた諏訪礼だった。あの時、薫の取材で姿を消した礼が今な ぜ?過去を贖うため礼を匿った薫を襲うストーカー、協力する知人の怪死、大物政治家の影。陰謀の黒幕は誰か。礼が抱える秘密とは。二人の逃避行は想定不能 の結末へ―心理の盲点を描き抜く驚愕のサスペンス長篇!



以前世間をにぎわせた諏訪礼が、ビデオジャーナリスト楠瀬薫の前に現れる。ストーカーにおびえ、家に帰れないという彼女を匿うところから、物語は始まる。


薫と礼の間には、以前、何かがあった様子。

それに加えて、以前薫がスキャンダルを暴いた政治家の不倫のことが絡んでくる。



諏訪礼のストーカーの存在。

政治家の陰謀。

薫と元編集長佐藤友紀との関係。

諏訪礼と関係があった宮城大悟のその後。



いろんな要素が、結末に向けてひとつに収束する。
予測のつかない展開だった。



念じるだけで、人を殺すことができたら・・・・・・・・・・・・

考えるだけで恐ろしい。





お気に入り度★★★