4ヶ月、3週と2日
監督 クリスティアン・ムンジウ
出演 アナマリア・マリンカ, ローラ・ヴァシリウ, ヴラド・イヴァノフ
2007年
- 4ヶ月、3週と2日 デラックス版 [DVD]
- ¥4,242
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ガビツァの計画性がなく、人任せの行動にイライラする。オティリアは、友だち思いの気持ちはわかるが、そこまで献身的につきあう必要があったのか。そして、なにより、あの医者の上から目線の態度には腹が立った。
ボーイフレンドの家での会話が弾む食事の場面で、オフィリアの焦燥感がよくでていた。カビツァのことでありながら、明日はわが身。その気持ちをボーイフレンドにぶつけるも、彼の答えは、的を得ていない。オフィリアの怒りが随所に感じられた。
心配して、ホテルに戻るも、カビツァは、何かのんびりしているような感じがした。
友だちのために奔走したオフィリアの1日を描いているだけなのに、暗いルーマニアの時代背景が浮かび上がってくる。
彼女たちはこれから、どうするのかは、見るものにゆだねられている。余韻が残るというか、怒りが消えないというか・・・・・・・・・・・・
うまい作りだと思うが、女性の弱い立場を描いた作品は、絶賛することはできなかった。
お気に入り度★★★★