マイ・ブルベリー・ナイツ


監督  ウォン・カーウァイ

出演  ノラ・ジョーンズ, ジュード・ロウ, デヴィッド・ストラザーン, レイチェル・ワイズ, ナタリー・ポートマン

2007年




恋人に捨てられても、忘れられないエリザベスは、恋人が訪れたカフェに行く。そこで、オーナーのジェレミーと話をするうち、だんだん気持ちが癒されていく。しかし、エリザベスは、ジェレミーに何も告げずにニューヨークを去り、旅に出る。メンフィスのバーで働き始めたエリザベスは、別れた妻に嫌われても妻を忘れることができず、酒におぼれるアーニーと出会う・・・・・・・・・


エリザベスは、ジェレミーと話すうち、失恋の痛手から立ち直れそうになる。けれど、自分を変えなきゃと思ったのだろう、旅に出る。


そこで出会った別れた夫婦の歪んだ愛。妻のスーリンが嫌いになったといっているのに、あきらめがつかずに追い続けるアーニー。そのアーニーの姿は、最初は醜く思った。けれど、スーリンは決して、アーニーが嫌いになったわけではなかったのだ。あまりに愛されすぎてうっとうしくなってしまった。少し、距離をおいていればよかったのにと思う。


カジノでは、女性ギャンブラーのレスリーと出会う。勝負をするためには人を信じない。ひとりで、そういう生活を送ってきた。父親が病気と聞いても信じない。けれど、これが悲しいことになってしまう。人を信じてはいけないと言いながら、本当は信じたかったのかもしれない。


エリザベスに影響を与えたこの人たちの人生。脇役であるにもかかわらず、その描き方がよかった。恋愛映画に深みを添えているように思う。


自分の思いを勝手に送った手紙。ずっと待ち続けてくれたジェレミーって大きな心の持ち主だと思う。

ブルーベリーパイをアイスをのせて食べたくなった。

最後のキスシーンが、とてもステキ!


お気に入り度★★★