本「ホルモー六景」

ホルモー六景

万城目学　角川書店　2007年11月

ホルモーの試合の話かと思ったら、試合は最初の話だけで、その後は、恋愛模様が描かれている。鴨川ホルモー
に登場した人物たちはもちろん登場するが、そのうえ、時代を超え、場所を超え、ホルモーの関わる人たちの話がここにある。ちょっぴり切なく甘い恋愛を味わうことができた。

「鴨川（小）ホルモー」ホルモーの試合。デート中にあんな奇声を発したら、やはり引いちゃうだろうな。それでも、試合を行った。女の友情がいいな。

「ローマの休日」バイクの二人乗りや手がなくなったと驚くシーンなど、映画「ローマ風の休日」思わせるような想定ににんまり。凡ちゃんの仕切りはバイト先でもすごい。

「もっちゃん」もっちゃんが渡した恋文は・・・・・

「同志社大黄龍陣」１３０年前の手紙「horumo」「さつま芋」の意味は・・・・

「丸の内サミット」合コンの相手が実は知り合いだったとは！つながりを感じる。

「長持の恋」時空を超えたお話。結果がわかっていても、助けたいという気持ち・・・・切なかった。

お気に入り度★★★★