ZOKU


森博嗣 光文社 2003年10月


警察沙汰にならない迷惑行為をしている悪戯組織、「ZOKU」。彼らの行為を阻止しようとする「TAI」を描く。


「ZOKUの活動は、暴走族ならぬ、暴音族、暴振族、暴笑族!いったい、どんなことをするのかと思ったら・・・・・・・


とても地味で、とぼけた悪戯ばかり。だいの大人が、お金と時間をかけてするようなことではない。

ばかばかしいのだけど、そこが笑える。とてもユーモラスで、気楽な気持ちで楽しむにはもってこいの小説だ。


それに、トップは、仲がいい。まるで遊んでいるよう。お互いがいるから、存在している組織って感じだった。


巻末にはZOKU、TAIの専用機空想図まで載っていて、遊び心満載の小説。

お気に入り度★★★