麦の穂をゆらす風
監督 ケン・ローチ
出演 キリアン・マーフィー ポードリック・ディレーニー リーアム・カニンガム オーラ・フィッツジェラルド ウィリアム・ルアン
2006年
- 麦の穂をゆらす風 プレミアム・エディション
- ¥4,440
- Amazon.co.jp
1920年、英国からの独立のため、アイルランドの若者たちは義勇軍を結成する。デミアンは、医者になるために、ロンドンへ行こうとしていた。しかし、英国軍から、ひどい仕打ちを受け、戦うことを決意する。
とても悲しい映画だ。
英国軍の仕打ちはひどい。英語で名前を言わなかっただけで、母親の前で、子どもを殺してしまう。拷問のために、爪をはがす。家を焼き尽くす。もう見ていられなかった。
家を焼かれても、ここに残る、子どもを殺された小屋で住むという母親の気持ちが痛々しかった。
医者になろうとしていた。戦うことなど、思ってもいなかったであろうデミアン。しかし、戦わなければならなかった現状。その中で、仲間を大切にする。裏切り者を許さない。その強い信念。そのために、幼なじみを処刑しなければならなかったデミアンの気持ちを思うといたたまれない。
やっと、和平条約まで、持ち込んで、これで独立できるのかと思ったら・・・・・・
なぜ、同胞同士で。なぜ、兄弟で、・・・・・・・
人はどうして、戦いをするのだろう。何のために戦うのだろう。
みんなが同じものをもとめているはずなのに~
あまりに、辛すぎて感想が書けない。
あまりに悔しすぎて、言葉が見つからない。
お気に入り度★★★★★