ホリデイ


監督  ナンシー・マイヤーズ

出演  キャメロン・ディアス  ケイト・ウィンスレット  ジュード・ロウ  ジャック・ブラック  イーライ・ウォラック   エドワード・バーンズ

2006年


ホリデイ


ハリウッドで映画の予告製作会社を経営するアマンダは、ネットで見つけた、ロンドン郊外に住む新聞記者のアイリスと家を交換する“ホームエクスチェンジ”を試みる。それぞれに、恋に破れた二人に新しい出会いが・・・・・・


ホームエクスチェンジを実際にしている人がいるらしい。私なんかは、自分の家を知らない人にかきまわされたくないと思ってしまう。なにか、プライバシーを見られているような気持ちになるのは、古い考えかしら?


それはさておき、ここでホームエクスチェンジした二つの家、どちらも素敵。

アイリスの家は、田舎にたたずむ一軒屋。外見もいいけど、家具や小物がすてきだし、暖炉にまきをくべて暖をとるなんて、ロマンチックだわ。

一方、アマンダの家は、設備のそろった大きな屋敷。大きな画面で映画鑑賞もいいし、プールで泳ぐのもいいし、ふかふかベッドで眠るのもいいなあ。


なかなか映画の内容に入っていかない。ここから、本題に・・・


アマンダは、傷心のを癒すため、気分転換にと、静かなところに来た。しかし、ひとりでは寂しい。そんな時、アイリスの兄がやってくる。ここでだけの間柄にしようとしたのに、だんだん離れられなくなっていくのだ。


立ち直るきっかけは、新しい出会い、新しい恋の始まりってことなんだね。


アイリスのほうは、好きな相手に自分以外に恋人がいても、自分のことを向いていてくれる時があると、うれしいと思う。その気持ち、なんとなくわかるなあ。そんな男は、ダメ男で、別れたほうがいいと理屈ではわかっていても、踏ん切りがつかないことってある。


アイリスと隣のおじいさんとの出会い、年老いた映画監督の存在が、この映画のスパイスになっていると思う。みんやで、わいわいがやがやと話して、おいしいものを食べて・・・そうすることで元気が出るものだ。


マイルズとアイリスの恋は、最初は、似合ってないような気がしたけど、だんだん、いいカップに思えてきた。


二つの恋が、それぞれに進行していくところがいい。


名作映画の話が、色々出てきて、興味深かった。また、ビデオ店での映画音楽を口ずさむシーンは、なかなか。


キャメロン・ディアス  ケイト・ウィンスレット 、二人ともキュート。ジュード・ロウ  ジャック・ブラック  相手役として充分魅力的それぞれに役にあっていた。ラブコメとしては、上出来。ハッピーな気持ちになれていい。

お気に入り度★★★★