さよなら、僕らの夏


監督 ヤコブ・アーロン・エステス

出演 ローリー・カルキン   カーリー・シュローダー  スコット・ミシュロウィック  トレヴァー・モーガン  ジョシュ・ペック

2004年


サムは同級生のジョージから、いじめを受けていた。それを知ったサムの兄ロッキーは、仲間たちと、ジョージを懲らしめる計画を立てる。サムの誕生日だと偽って、ジョージを川遊びに呼び出すが・・・・・・・・・・・


ジョージと一緒にすごすうち、そんな悪いやつじゃないと思い始め、計画は中止する。それが、ちょっとした口論から、あんな結果になろうとは。川くだりの美しい風景が、よりいっそう悲しみを感じさせた。

最初は、ほんの些細ないたずらだったのだ。しかし、取り返しのつかない結果を導いてしまう。重い結果。彼らは、これから先、ずっと、背負って生きていかなければならないのだ。


今は、限度というものを知らない若者がいる。いじめも悪質化している。そんな中にあっては、ここで描かれているのは、事故というべき範囲内に入るのかもしれない。けれど、命というものを軽んじていることに変わりはない。


少年たちは、何を考え、どのように行動したのか。その場にいたような臨場感があった。

お気に入り度★★★