レオポルド・ブルームへの手紙


監督 メヒディ・ノロウジアン

出演 ジョセフ・ファインズ エリザベス・シュー  ジャスティン・チャンバース

2002年

スティーブンは服役中に、見知らぬ少年レオポルドが書いた手紙を受け取っていたが、彼の手紙で癒されていた。刑務所から出所したスティーブンは、レオポルドに会いに行こうとする・・・・・・・


スティーブンが、食堂で働き更生しようとする姿と、レオポルドの生い立ちを交互に映し出している。


「僕の人生は生まれる前に始まった。僕は母さんの罪の烙印」・・・・こういう環境で育ったレオポルドがかわいそう。また、スティーブンは、いったいどんな罪を犯したんだろう?と思いながら見ていた。


スティーブンとレオポルドこの二人の交流を描くのかと思いきや、あっと驚く内容だった。


人は弱い生きものだ。誰かの助けや、何かのきっかけが必要なのだ。人生につまづいた少年が、どのように再生できたか。人生をやり直すことはできなくても、これからの人生を新しく生きることができるのだ。


ラスト、ミシシッピ川の光景はすばらしい。感動がこみ上げてくる。

お気に入り度★★★★