SAYURI

監督　ロブ・マーシャル

出演　チャン・ツィイー　渡辺謙　ミシェル・ヨー役所広司　桃井かおり

貧しいゆえ、姉と共に身を売られた千代は、姉と離れて置屋で働き始める。一緒に来た姉と脱出を試みるが失敗。下働きの身となる。ある日、千代は、会長と呼ばれるひとりの紳士に声をかけられ、千代は、会長様に心奪われ、会長様に近づくため、芸者になろうと決心する。

芸を売る芸者の世界、自分の思うようにならない世界に入り込んだ千代の姿を千代の恋愛ものとして描いている。

日本の物語なのに、英語で話していて、変！というわけで、DVDを日本語に切り替え、これでよし。

子ども時代の千代は、けなげな姿がよかった。社長様との出会いでほのかに抱いた恋心もいじらしい。

でも、成長してからのチャン・ツィイー。確かにきれいだ。でも身のこなしや動作が、どこか違うでしょう？

一流の芸者にのし上がろうとする執念、女たち同士のドロドロした戦い等、迫力に欠ける。うわべだけを描いているようで、奇麗事で終わってしまったような印象だった。もちろん、恋愛ものとして、一途に思い続ける姿は、いいのだけれど、なにかなあ・・・・・

でもその中にあって、おかあさんやくの桃井かおりは、存在感があった。

お気に入り度★★