どきどきフェノメノン


森博嗣 2005年4月


大学院のドクターコースの窪居佳那は、担当の相澤助教授に、ほのかに想いを寄せていた・・・・・・・・・



大学院を舞台にしているのは、森氏の得意とするところか。大学院って、こんなところなのかなあ。


佳那は、深酒をすると、記憶がなくなってしまう。なぜそんな状況になったのかを考えるのは、ミステリーだ。


同じ講座に後輩の鷹野史哉、水谷浩樹を、また、父の友人という武蔵坊は、なぞめいて人物を登場させ、。

だれが、佳那を一番どきどきさせるのかが読みどころだ。


佳那って、ちょっと人並みはずれたところがある。佳那の感じ方、気持ちのたとえ方に笑える。

恋愛小説なのに、ミステリー感覚で読めて、面白かった。ラストもGOOD。

お気に入り度★★★★