広島の仕事が終わり、午前中のフライトで札幌に戻る。


 往復の飛行機はMD-90だった。個人的にこの飛行機は結構好きだ。加速がとても気持ち良く、乗り心地も非常に良い。


 今回は2年ぶりの広島での講演だったが、前回同様、広島の皆さんは本当に素敵な方ばかり。しかも、花店の営業としても、僕がお邪魔した全国のなかでも、比較的元気な方だと思う。もちろんピーク時の売上から考えるとダウンしているお店が少なくないだろうが、それにしても皆さん元気で頑張っています。逆に僕の方が色々とエネルギーを頂いて帰ってきました。


 お店に戻ると、葬儀スタンドの配達やら、お祝いのアレンジやら色々と作らされ、溜まっている事務仕事をひたすら片付けた。この事務仕事が僕の場合メチャクチャ多い。自店の仕事以外に、色んな組織の物が入り混じるから頭が混乱する。


 そんな時に、本日届いた花時間に目を通す。 あれ? 一か所間違っていた・・・。 (^^ゞ

 自分のプロフィールの所・・・・。 完全に自分のミスです。 一応この場で訂正を・・・。


 花き花持ち保証販売推進協議会 と書いてありますが、正しくは 花き日持ち保証販売推進協議会 です。 

 大きな意味では間違ってないと思いますが、組織の名前ですからここはキチンと訂正させて下さい。


この 花き日持ち保証販売推進協議会 とは、農水の補助事業となります。昨年から実証実験として行われていたそうですが、私は全く携わっておりませんでしたので、今回のお話を頂くまでどの様な組織でどんな事を行っているのか良く知りませんでした。


 正直なところ、今の日本の花屋にとって、お花の日持ちを保証した販売が必要なのか? そもそも花はとおといから、散るからこそ愛おしむ物です。それに、実際に日持ちしない花も沢山ありますから、現実には無理 と思っていました。


 ですがその反面、今の花き業界を見ると色んな花普及活動を行っていても(花育を始め色んな組織が頑張っていると思います)全体のパイは縮む一方です。その歯止めの一つとしては、やはりお客様目線で花の売り方を考える事も重要だと思うのです。


 2年前のIFEXにセミナーの講師を依頼され幕張に行った際、セミナー終了後に当時の農水花き振興室の表室長とお話する機会がありました。その時に、消費者が安心してお花を買う環境整備が必要で、その安心とはお客様が支払ったお金に値するお花の観賞期間を今以上にキチンと形にできないか? と言った内容がありました。


 確かに50本のバラの花束を贈って、3日で駄目になってしまったら2度と買わなくなるかもしれません。でも1週間以上キチンと楽しめたら、また贈ろうと思うかもしれません。(例えが悪いかもしれませんが・・)


 花は花持ちだけで価値を見出すものでは決してありませんが、お客様に今以上の安心感を与える一つの方法としては、日持ちを保証した販売も有りかと思います。


 それを確認する為にも、色んなお店でテストする必要があります。さらに、日持ちを保証する為には、生産地での品質の徹底が必要だし、流通での管理もキチンと理解する必要があります。当然花店での管理やお客様へのアドバイスも大切です。


こうした一連の花き流通を今一度キチンと確立できれば、お花の品質はもっともっと向上します。その結果日持ち保証可能なお花は必ず増えると思います。残念ながら今現在はそう言った花がまだ少ないかもしれません。


 人にお願いする前に、まずは自分でこの日持ち保証を実際に行ってみようと思っています。また、この保証販売に参加してくれる生産者も募集する予定です。まずは地元の生産者さんと一緒に行ってみたいので、本日札幌花き園芸さんにお願いし、北海道花き生産連合会に投げかけて頂きました。明日あたりその結果が出ると思います。


 この日持ち保証販売には色んなご意見があると思いますが、まずはトライしてみて、色んな経験をしてみようと思っています。すでにこの保証販売の実証実験を昨年行ったそうです。数名の方からお話を伺いましたが、システムの運営について厳しいご指摘がありました。色々な反省材料もシッカリと受け止めながら、一歩づつ花の品質向上に向けて取り組んで行こうと思っています。


 この日持ち保証販売につきましては、このブログでも引き続きご紹介していく予定です。どうぞあたたかい目で見守って頂きつつ、ご参加希望の方がおりましたら、ご一報ください。


 花き日持ち保証販売推進協議会に付いての詳細はこちらをどうぞ。


http://www.maff.go.jp/j/seisan/kaki/flower/pdf/himochi.pdf



にしても、過密スケジュールです・・・・。 ガーン