ブログ大先輩の織伊さまが、どぜう内閣、どぜうと書かれるもので つい昔の先代金馬の「居酒屋」を思い出してにやりとしています。あの落語は傑作でした、子供の私は聞くたびに可笑しくて、酔っ払いのからみに弱った小僧の返事、
おい、あそこに書いてある「とせうけ」てな何だ、 あれはどぜう汁です、 「せ」に点々でぜと読むんです。 そんなこと誰が決めた、 知りませんよ、 見やがれ、ばなの頭に汗かきやがって、 ばなってなんです、 てめえの顔の真ん中にあるのは何だ, これは鼻ですよ。 点々がついているじゃねえか、 あ、 これはほくろですよ、 何度聞いても面白くてあらかた覚えてしまいましたね、
えー、出来ます物は、つゆ、はしら、たらこぶ、アンコウのようなもん、鰤に、お芋に
酢ダコでございますふぃえーー なんて。 筆で書くから「汁」がけになってしまう。
ほかに面白いものがないから、じゅげむは勿論、がまの油の口上まで覚えました。
何の役にも立たないのに。
役にと言えば、 神武、すいぜい、あんねい、いとく。 あれをしまいまで覚えていれば後々歴史を学ぶのに、出来ごとと結びつけ安かったのに、 こうこう、うだ、だいご、むらかみ、あたりでとぎれて、鎌倉、足利、戦国、安土桃山、江戸と肝心なところがあいまいになって、もうあとからは、何度試しても覚えられません、
この頃は、お昼に何を食べたっけなどと、ボケの始まりのようになっています。