$ひばなのシネマの天地

ジャンル : ドラマ
製作年 : 2009年
製作国 : 日本
配給 : 東宝
監督 : 若松節朗
原作 : 山崎豊子
出演 : 渡辺謙 三浦友和
松雪泰子 鈴木京香
石坂浩二


昭和30年代。巨大企業・国民航空社員の恩地元は、労働組合委員長を務めた結果、会社から10年におよぶ僻地での海外勤務を命じられた。

かつて共に闘った同期の行天四郎が組合を抜けてエリートコースを歩みはじめる一方で、恩地は家族との長年にわたる離れ離れの生活で焦燥感と孤独に追いつめられ、本社への復帰を果たすも不遇な日々は続くのだった。

そんな中、航空史上最大のジャンボ機墜落事故が起こり…。


$ひばなのシネマの天地

聞きしに勝る長さ…原作は相当前に読んだのですが この原作を映像にするのだから 映画2本分の時間をかけても仕方ない。

そのおかげで 3時間を超える大作となっても時間を忘れるほど 中身の濃い作品になっています。


ひばなのシネマの天地

ひばなのシネマの天地

男のロマンとエゴ。 そして私利私欲の渦巻く政界と企業・・・これもライアー・ゲーム?って思ってしまうほど 画策される罠。

そんなどうでもいいことに巻き込まれ 命を落としてしまった被害者の方々・・

どの角度から見ても よく描かれていて本気で怒ったり泣いたりしながら見てしまいました。


ひばなのシネマの天地

ひばなのシネマの天地

主人公恩地の戦士ともいえる信念の強さに感服しながらも 家族の苦悩を考えると 一世代前の団塊という言葉が浮かびました。

家族を顧みず 会社に仕事に邁進する姿は日本の高度成長時代の産物。。。。


ひばなのシネマの天地

ひばなのシネマの天地

その傍らで 息子夫婦そして孫まで亡くした初老の男性。。。
生きる希望を失って 一人お遍路に出るのですが。。。

その姿が さみしくて悲しくて。。。被害者の一人一人に家族があり人生があることを 大きな渦の中では忘れられてしまう。


$ひばなのシネマの天地

航空機事故をきっかけに 狭い視野で過ごした毎日がどんなに些細な出来事ばかりだったのか。。。。

アフリカの大地での生死の営みと比べることで 明日への活力を見いだせる作品でした。

フィクションなのですが 事故自体は実際に起きたものなので・・・・何とも言えない気分になってしまいますね。

記者の立場から描かれた 『クライマーズ・ハイ』と一緒に見るともっとリアルに感じるのではないかと思いました。


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