さて
ロイヤルウェディングのお話しの続き
ブーケの次に気になるのが
会場の装花です
イギリスにいる時
教会やレセプション会場の飾りつけをしましたが
それはそれは
楽しいものでした
今回のロイヤルウェディングが行われたのは
歴代の王が眠り
戴冠式など王室行事が行われるイギリス国教会のウェストミンスター寺院
いったいどんな装花がなされるのか興味津々でした
デザイナーは Shane Connolly さん
寺院のフラワーデコレーションに使われていたお花はすべてイギリス国内からの調達
今回のこだわりのひとつです
季節を取り入れ
ナチュラルで継続可能(Sustainable)なスタイルにしたそうです
確かに
ウェストミンスターの内部を上からうつす映像をみてびっくりしました
会場内の中央にほどこされたのは見事なグリーン
普通aisleアイル(いわゆるバージンロード)の両側は
フラワーアレンジやリボンを飾ったりするのですが
20フィート(約6m)ものEnglish field mapleというカエデの一種と
Hornbeam(シデ)で飾られていました
結婚式を企画するにあたっては
特に新婦のケイトさんが植物を使うこと
その意味や花言葉にこだわったとのこと
English field mapleは謙虚さや慎み深さを
Hornbeamは活力を象徴しているそうです
ライムグリーンが重厚な会場内で映えて
すっきりとすがすがしい印象でした
メインエリアの祭壇には大きなアレンジメントがありましたね
アザレア
ヴィバーナム’スノーボール’
ユーフォルビアやウイステリア(藤の花)など
白とライムグリーンの花で埋められました
これらの木や植物は
結婚式の後 Charles皇太子がお住まいのHighgroveに植樹され
その他の花はチャリティーで贈られるとのことです
伝統と
国を思んじながらも
若いカップルのアイディアが
うまく混ざり合ったものになったのですね