不登校の子どもと向き合う 2 |   八女でゆったり 一日一生

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          子どもが好きだから小学校教員になりました
                   未知の世界を見たくて海外に飛び出しました
                    現在はお茶どころ福岡県八女市に住んで世界とつながっています

前回に引き続き
不登校の子どもへの対応のお話。

「子どもと向き合えている大人はほとんどいない、
なぜなら子どもを理解することができていないから。

子どもたちはいっぱいいっぱいで、
大人と話をする余裕がないので
大人が子どもを理解するのは難しい」
ということでした。

では、コーヒーがいっぱいまで入っているカップ
のような心情の子どもたちの、
そのカップに余裕をつくるにはどうしたらよいでしょう。



臨床心理士の先生は

「子どもが何を頑張っているかを見ること」

とおっしゃっていました。



以前私は、不登校、引きこもりの末、
自殺をしてしまった女子中学生の日記を読んだことがあります。

彼女は
「毎日必死で頑張っているのに
お母さんは『学校にも行かないで家でゴロゴロして!』と怒る」
と書いていました。

いじめで心的外傷後ストレス障害 (PTSD)を発症していた彼女は、
おそらく、自分の否定的感情と戦うのに精一杯だったのでしょう。

うつのような症状があれば、
食事や着替えなどの日常生活もきつかったかもしれません。


 

子どもが何を頑張っているかをしっかり見て
子どもの心のカップに余裕ができたら、


嫌なことを言わない


自由にさせる


「ありがとう」と言う


話を聴く


などの行動で徐々に心を開いてもらい、
向き合います。

やがては子どもの目指す方向に
共に向かえれば最高ですね。


 

この不登校の原因ですが、

いじめ

発達障害

人間関係

教師の対応

学力不振

家庭環境……

と様々なことが言われますし、
複合的な場合もあるかもしれません。

でも、同じような状況であっても
不登校を選ぶ子と選ばない子がいます。




「不登校を選ぶ子には共通点がある」
と先生は話しておられました。


不登校を選ぶ子の共通点、
それは何でしょうか。

詳しくは次回書きますね。