私と習字 |   八女でゆったり 一日一生

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          子どもが好きだから小学校教員になりました
                   未知の世界を見たくて海外に飛び出しました
                    現在はお茶どころ福岡県八女市に住んで世界とつながっています

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View / 景色(けしき) / TANAKA Juuyoh (田中十洋)


ブログを読んだら,
お子さんの発達段階に応じて
わかりやすく話して聞かせ,
質問の回答を出し合ってみてください。

その回答をもとに
話し合って欲しいと思います。

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 私の実家は禅宗のお寺です。

 まだ土曜日に授業があった時代,
 毎週土曜日の午後に
 隣町のお寺の和尚さんがやって来て,
 私たちに習字を教えてくれました。

 本堂に大きくて平たい机を並べて,
 正座をして背筋を伸ばして座り、
 墨の香を楽しみながら
 お手本のとおりに書けるよう慎重に筆を運びます。

 書けると和尚さんのところに作品を持って行き,
 朱墨汁で直していただきながら書き方を教わって,
 また自分で書いていきます。

 私は心落ち着く
 この時間が好きでした。

 中学生の時,
 尊敬していた校長先生が定年退職することを聞いて,
 何か記念になるものを贈りたいと思いました。

 自分にできることは何だろうと考え,
 ちょっと凝った形の色紙を買ってきて,
 習字を贈ることにしました。

 退職後の校長先生は何をして過ごすのかな,
 きっと今までできなかった
 やりたかったことを好きなだけやるんだろうななどと考えながら,
 『夢』という字を書いて贈りました。

 すぐに校長先生から,
 とても丁寧なお礼の手紙と,
 中学生には立派すぎる漢字字典が送られてきました。

 お礼の手紙は残念ながらなくしてしまいましたが,
 色紙にとても感動したこと,
 中学校生活を頑張ってという励まし,
 退職後にやりたいことなどが書かれていました。

 自分の字に感動してくれる人がいるということが
 とても嬉しかったので、
 「色紙に言葉を書いてください。」
 と頼まれると、今も喜んで書いてしまいます。

 【 あなたはどんなことで
   人に喜んでもらったことがありますか? 】


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