こんにちは。
女性にやさしい店舗デザイン・シープデザインオフィスのはんざわです。


北九州の『陽回天堂(ひなたかいてんどう)薬局』さんが6月22日にオープン1周年を迎えられました♪


漢方薬を中心に、ハーブやアロマ雑貨も取り扱っている素敵な薬局です。

 

管理薬剤師の左方あゆみさん(写真右の方)と一緒に、

開業準備から、店舗工事、オープンからこの1年のことを振り返ってみました。

 

開業物語インタビュー、3回シリーズです。

 

少々長いですが(笑)、これからお店をつくる方は、お店づくりの流れの予習に読んでいただけるとうれしいです(^^)

 


オープンのお手伝いをするきっかけは
2015年5月の「第2回お店づくりセミナー」にご参加いただいたことでしたね。


「はい。フェイスブックで知り合いがイベントに“いいね”を押していたのを見て興味を持ち参加しました。

 

受講した感想としては

“開業したい”という気持ちばかりでなく、どう行動するかについて考えないといけないことが身にしみました・・・。」

 

 

セミナー後しばらくは、病院に勤務しながら起業計画を立てていかれたんですね。

 

「セミナーの中で紹介されていた、開業事例のお店が、気になっていた近所の素敵なカフェだったので、女性オーナーさんの話を聞きに行ったりしました。」

 

半年後には開業を決心して相談に来られましたね。

「はい。

漢方薬局とアロマの店で起業しようと決めました。

 

調剤薬局、漢方薬局、病院などに薬剤師として勤務する中で、

煎じ薬の漢方薬を中心に自分でやっていきたい!!

という思いが強くなりました。」

 

 

更年期やアトピー、喘息などの改善に

いかに漢方薬が有効かということをキラキラ語る

左方さんが印象的でしたラブ

 

3ヶ月後には物件を決め、

2ヶ月後の6月オープンに向けて本格的に打ち合わせスタートしました。

 

※そうそう、「福岡以外でも、仕事をお願いできるんですか?」という質問をいただくことがあります。

 

「福岡市近郊は“店舗デザイン”と“施工”まで承ります(^^)

 

北九州など、遠方の場合は“店舗デザイン”のみです。

工事は地元の工務店と直接契約していただき、

繁澤は工事監理だけをします。」

 

(工事中の職人の交通費の経費や、オープン後のメンテナンスの利便性を考えてそうさせていただいています。

工事監理とは、図面どおりに施工させているか3~5回現場確認をすることです。)

 

ということで、

左方さんの場合は、ご実家のリフォームでお世話になったりと

懇意にしている工務店さんに工事をお願いすることにしました。

 

まずは、工務店の大工職人・黒木さんと一緒に現地調査です。

 

 

前はお花屋さんだったという、物件です。

 

「できるだけ、今あるものを活用して

低コストで薬局の審査に通る内装に仕上げていく」という方針で、

電気・水道・エアコンなどの状態を調べました。

 

 ↑外部のテントの骨組みもそのまま使えそうです。

 

 

打ち合わせは、天神や博多のカフェで行いました。

 

来ていただきたいお客様像を描きながら、

イメージ写真などを見て、店舗デザインを検討していきます。

 

 

3月には、左方さんの師匠の秦先生の漢方薬局を訪問して

調剤室を見学させていただきました。

 

薬局の設計というのは、

調剤室の広さ、明るさ、換気、施錠など細かいルールが

たくさんあるのです~。

 

ある程度の図面ができたら

市役所の薬事課にて不備がないか見てもらってから設計を進めます。

 

平面図だけでなく、展開図で高さ関係のチェックも入念に!

 

 

(美容室や飲食店が保健所のチェックを受けるように、

オープン前には開局の認可を受けるための現地審査があります。)

 

4月。

天神のカフェで“ロゴマーク”の打ち合わせをしました♪

 

コンセプトに沿った2案をご提案中↑

「わぁ~、どっちも好きです~」と盛り上がってるところです。

 

気に入っていただいた方のデザインを微調整して

こちらのロゴマークに決定しました。

 

 

薬草をモチーフに、女性が入りやすいやわらかいイメージの漢方薬局をめざして♪

 

ロゴマーク、名刺、ショップカードは

チアリングデザインの矢野チアキさんにお願いしました。

(左手前の女性です。)

 

矢野さんのお仕事は、丁寧なヒアリングとお店の想いを表わしたデザインセンスに毎回グッときます~ラブ

 

打ち合わせ場所は・・・。

床材や、壁紙、照明などのサンプルをたくさん見ていただく時は

シーブデザインオフィスに来ていただきます。

 

それ以外の時は、

いろんな店で「好きな雰囲気や、素材感、サイズ感を共有する」ということを大切にしています(^^)

 

図面や、写真、カタログだけだと、

「え~、思ったのと違う。こんなハズじゃなかったガーン」というズレが起こりがちだからです。

 

 

5月。

仕上げ材や、オリジナル家具の希望デザインも決まり、工務店から見積書が出ました。

う~ん、ちょっと予算オーバーえーん

 

照明の数を減らしたり、棚を無くしたり、工事内容の見直しをして予算内に調整しました!

 

北九州の『ハルカフェ』さんにて、予算打ち合わせのひとコマ↓。

 

「“お店づくりセミナー”がきっかけで知り合った

ハルカフェの安永さんには

起業前からいろんな相談にのってもらいました。


今も時々お互いの店を訪問しあって、

個人事業主のあるある話で盛り上がったり

励ましあったりしています(^^)」

とのこと。

 

わぁ~、何てうれしいつながり☆

 

オープン後も、仕事前にモーニングを食べに行ったり

薬局のイベントに安永さんが参加されたりしているとは!

 

今回のインタビューで初めて詳しく伺い、にんまりした私です照れ

 

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さぁ、最終図面が決定したら、いよいよ工事スタートです。

 

vol.2 工事編に続きます。

 

『漢方 陽回天堂(ひなたかいてんどう)薬局』
■住所
 〒803-0846 北九州市小倉北区下到津五丁目10-30
■TEL 093-583-0323
■開局時間
 月・火・木・金 10時~18時
 水・土      10時~15時
 定休日 日曜・祝祭日
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