***つれづれに*** | ゆめこの引き出し

***つれづれに***

こちらでの生活も2週間が

たとうとしています。

ちびたろはむこも新しい学校での

1週間が終わりました。




昨日は、美容院に行きましたおんぷ

前の美容院の先生から紹介された

お店に行ったのですが、

雰囲気もよく何もかもが素敵な

感じで気に入りました好

驚いたのが、実家が同じ市で

出身小学校も中学校も同じ、

しかも家が数百メートルしか

離れていない同じ通りにあるということが

わかり!私の出雲弁も水を得た魚の

ように流暢になりましたとさ!(笑)

といっても私よりかなり若いのですが。。

イケメン先生に素敵にしてもらい

良かったですWハート



そのあともたまたま入ったお店で

試着をお願いした店のスタッフさんが

中学のときの同級生で、

高校は違ったのでまさに!30年ぶりの

再会となりました。

松江で同郷の人に二人も出逢うなんて

世の中せまいなぁーと思いました。

実際、田舎でせまいのですが(笑)


ひとりでランチして

買い物して帰りました。



結婚して10年間松江に住んでいて

(学生時代も松江に通っていたから、

別に何とも思ったこともなかった)

同じことをしていても、

このたび松江に戻ってきたというだけで

すべての景色が耀いてみえるのは

なぜでしょうか?



不妊治療以外にはすることがなく、

お金と時間があり暇をもてあそんで

いたときのあの孤独感と虚無感。

ないものだけに目を向けて、

あるものには何一つ気づかなかった

あのころの私。

家にいるのが嫌で出かけるけど、

友達もいなくていつもひとり。

かといって友達に誘われても

何か理由をつけて断ったり

人と関わるのが何となく面倒でした。

でもひとりでお茶をのんだり

ランチをしてもなんか寂しいし、

好きなものを好きなだけ買っても

ヨガに行ってもエステにいっても

何をしても

満たされない気持ちでした。


ちびたろはむこが幼稚園に

行くようになってからは、

常にまわりと比べてしまい

(子供ではなく自分)

お金持ちばかりで

高級車が並ぶなかにお迎えにいくのが

なんだか恥ずかしく場違いなような

気がしていました。

庶民の私なんか、お金持ちの人とは

対等に付き合えないとも思っていました。

いま思えば、相手の友達はそんなこと

微塵も思ってなくて

『ちびたろはむこちゃんのお母さん』

と子供を通じてだけでもなく、

私という人間をちゃんと見てくれて

いたんだなぁとわかります。

私の方がどうせ私なんか。。と

自分のなかでどうにもならない

何かを気にしていたのだと思います。



そして転勤で向こうに行ったら

行ったで、

今度はトトロの世界みたいな感じで(笑)

あまりにも違いすぎて

最初は戸惑いました。




でも戻ってきて思うことは、

向こうでの3年間があったからこそ

今の自分がいるのだと思えます。


だいぶんきたえられました(笑)


私は、私のままでいいし

飾らなくてもいい。

環境に順応することももちろん大切だけど

私は、自分の考えや自分のやり方を

無理してまで変える必要はないと

気づきました。

向こうでもちゃんと心を許せる

友達もできたし、

こちらに戻ってきても

仲良くなったお友達は待っていて

迎えてくれました。



すごく気持ち的に楽になりました。

私は、いまのままで充分だし

いまの環境も自分にとって最高だと

思えています。

他人をうらやましいと思わなく

なりました。

上を見ればきりがないし、

私にはいまがちょうどいいです。



だから、松江での生活が

なつかしい反面とても新鮮だし、

今まで何も感じないまま

ただ過ごしていたこともすべてが

実は幸せなことだったんだと

再確認できました。



昨日はちびたろはむこと美術館に

書道展を見に行きました。

新婚のころお世話になった先生と

向こうで10年ぶりに再会し

本当にいろいろなご縁があった

先生の作品を見て、『書もこころで

感じるものです。何も感じなくても

間違いではないし、どう感じるかは

自由です。今、私はここにいる。

そういう気持ちを大切にね』

と松江に戻る前に言われたことを

思い出しました。

私は、これから『自分で感じるもの』を

大切にしていきたいと

思いました。

久しぶりの宍道湖は風が強くて

海のように波が高かったですが、

春のあたたかい風に桜の花が散って

涙がでるほど優しい気持ちに

なれました。

わたしは、今ここにいるんだ。

って思えました。

















ではまたね。