どうも、はむばねです。
なんかめっちゃ涼しいな!?
クッ……この私に窓を閉めさせるとは、なかなかやるじゃねーか……。
ていうか、10月頭ってここまで気温下がるもんでしたっけ?
若干長袖を検討するレベルで気温が低いんですが、私が長袖着るってそれもう冬やで。
年々秋が短くなってきてると言いますが、マジだな……。

さて、秋といえば読書の秋。
というわけで、感想だ!(強引な論理展開)

今回は、そこそこネタバレありかな?

へっぽこ鬼日記 (角川ビーンズ文庫)
田中 莎月
KADOKAWA/角川書店 (2013-12-28)
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異世界に召喚された主人公・恭くんが、自分そっくりだという鬼の若様・キョウ(ホントはこっちも恭だけど、ややこいので主人公視点に従いキョウ表記にします)に間違われて騒動に巻き込まれたり突っ込んで行ったりする話。

なんですが。
主人公の流され力すげぇな!?
今まで数々の流される系主人公を見てきましたが、ここまで抗いを見せず流されるままになっている主人公を見るのは初めてではなかろうか。
なんだったら自ら積極的に流されにいってるまである。
これ、だいぶ早期段階で目的が「元の世界に帰る」から「目の前のあれこれを乗り切る」にシフトチェンジしてるよね。

そして、この手の「そっくりさんに間違えられ」系によくある、気付かれそう展開とか不審げに思う人描写とか、そういうのが一切ない。
まぁ、そっくりっつーか身体は紛れも無く本人さんなんだけど。
にしても、潔いほどにない。
当然中の人は違うわけなんですけども、何を言っても大概「ははっキョウらしいや」的な感じで流される。
この、何をやってもその評価が揺るがない感じ……。
どっかで見たと思ったら、エリートヤンキー三郎とかあの辺だ。
エンジェル伝説でもいいけど、あれはむしろ本人が一番気づいてないからな……。

閑話休題。
主人公が自らキョウ様本人を演じようとしていることもあり、バレるかバレないかとかのドキドキ展開はありません。
でも、そのバレなさっぷりがコメディチックで面白いです。
全編通して割と軽いノリで笑いどころも結構あり、サクッと読める作品だったと思います。

なお、恋愛要素は無し。
というか、ネームドの女性が一人も出てこない。
だからといって、BLというわけでもない。
こ、これは一体どういうジャンルなんだぜ……?
いやまぁ、男性向けでこういう話があっても別段疑問を抱かないと思うので、私の「女性向け=恋愛が絡んでいる」という先入観から来る疑問なんですが。
まぁ、それが必ずしもそうでないことはこれまでに読んだ中で十二分に証明されているのですけれど。
今回の女性向けライトノベル感想で、何度「恋愛要素は少なめ」って書いたことか……。
なんだったら、男性向けの方が恋愛要素多い傾向にあるくらいじゃないだろうか。
大概ヒロインは出てくるし。
まぁ何度か書いている通り、今回私がポチった際に、極力恋愛メインじゃなさそうなのを選んだからというのはあるでしょうけれど……。


そんなこんなで、今回ポチった女性向けライトノベルはこれで全部消化しましたね。
……。
……えっ、積ん読消化しちゃったんですか!?(高菜食べちゃったんですか!? のノリで)
はぁはぁ……早く、早くポチらないと……はぁはぁ……!