どうも、はむばねです。
なんか頭が痛いです。
頭っつーか、右耳の裏辺り?
ちょいちょいズキッとくる。
割と外側っぽい痛みですが、頭はちょっと不安になりますね……。
メガネ擦れ辺りであることを願う。

そんなこんなで、毎度の事ながら特に前後の文章に繋がりはありませんが感想です。
今回は、ネタバレ要素はそうでもないかな?

悪魔のソネット    美形悪魔は契約しない!? (角川ビーンズ文庫)
栗原 ちひろ
角川グループパブリッシング
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シェルズバーン伯爵の娘、ジャスティンは父と共に世界中を旅していた。
が、祖母の体調が崩れたとの報せにより父より一足早く帰国することに。
しかし帰ってみれば城は父の友人オルムステッドに乗っ取られ、全寮制の男子校になっていた。
自分が伯爵の娘であると主張すると(というか一旦したところ)危険だと判断したジャスティンは、身分を偽り住み込みの使用人になることに。
しかし当然のごとくオルムステッドにはバレており、本格的に危険が及ぼうとした時、父から送られてきた古い本から悪魔が飛び出してきた。
飛び出した悪魔、レクスさんは超絶美形だが……ジャスティンは、大の「美形嫌い」だった。
ダルーンな感じでやる気なく契約を迫ったり迫らなかったりするレクスさんと、その顔を嫌うジャスティンさん。
果たして、彼女たちは城を取り戻せるのか……!

……的なお話?

とりあえず、ジャスティンさん前向きすぎワロタwww
乗っ取られた自分ちの城で使用人として働いてるのに、毎日めっちゃ充実してる感じじゃねぇかwww
ポジティブシンキングってレベルじゃねーぞ!
代表を外された時に2秒で選手辞めて少年サッカーの監督になることを閃いたユーシさんばりのポジティブさを感じる。
#誰がライトウィングのキャラで例えてわかるというのか。

しかし、そんなジャスティンさんも過去のトラウマにより美形嫌いだけは治らないというのも面白いですね。
ていうか主人公カップルが最初険悪ムードな事はままあれど、嫌いな理由が「顔」っていうのも逆に新しいのではなかろうか。
「顔が嫌い」とか、ストレートすぎワロタw

ちなみに、舞台は男子校ですが今んところあんまり男子校要素はないです。
イケメンは出てくるけど、ほとんど悪魔。
自由な悪魔さんたちに振り回される主人公の図……と見せかけて、割と早々に順応するため若干ジャスティンさんの方が振り回してる場面も。
適応早すぎィ!
……と思ったけど、他の従業員の皆さんも途中で慣れているのでそんなもんなのかもしれない。

あと、嫌な人は出てくるけど割と早々にざまぁされるのでそんなに不快感はないですね。
まぁ、あんまりいい人も出てこないですが……。
メイベルさん(年下先輩メイド)辺りはギリいい人枠か……?
ジャスティンさんですら、いい人というよりはド天然が割といい方向に働いてるだけな気がするからな……。
というか、いい人悪い人関わらず、とりあえず自由人が多いですね。
多いっていうか、主要人物大体自由人ですね。
半分くらい人じゃねーけど。
各々が割と自分の好きに振る舞ってる感が凄い。
ある意味自然な描写なのかもしれない。

ちなみにサブタイで「美形悪魔は契約しない!?」って書いてあるけど、正確には「美形悪魔は契約し(ようという気があまり)ない!?」な気がする。
この人契約取る気ゼロ……とまでは言わないけど、積極的に取る気はゼロだよ。
寂れた商店街で、じーさんが趣味でやってるような開いてんだか開いてないんだかわかんないお店程度のやる気もあるか疑わしい。

あと、1巻時点では微妙に世界観がよくわからんかった気がしないでもない。
どこまでリアル寄りの世界観なのだろう。
まぁ悪魔が出てくる時点でそれなりにファンタジーなんですが、呪いの人形とかおまじないとかはガチなのか。
父様の謎もあるし、その辺りも続刊で明かされていくのかな?

ちなみに恋愛要素は極薄。
顔がNGだからね、仕方ないね。


ところで今更ながら、男主人公におけるお相手は「ヒロイン」ですが、女主人公の場合のお相手って何て言うんだぜ?