どうも、はむばねです。
お風呂で読むスタイルで、じわじわライトノベルも読んでます。
正直、地の文が多い奴はちょっとキツいですね。
お風呂入りながらだとなんか目が滑る。
やっぱりホントは漫画がちょうどいいと思うのですが、そんな毎日新しい漫画も買わないからな……。
まぁ、ライトノベル読む機会が出来るという意味ではちょうどいいっちゃちょうどいいのですが。

というわけで、じわじわ感想も書いていきます。


さくら荘のペットな彼女 (電撃文庫)
鴨志田 一
アスキーメディアワークス
売り上げランキング: 198,195


これまた、思ったよか爽やか青春ストーリー。
あとヒロインのましろさんが、子犬系ダメヒロインかと思ってたら高貴なる猫系ダメヒロインだった。
能力極振りの一点突破で、その一点以外はオールダメ。
でもそれを恥じ入ることなく、むしろお世話されてやってる感すら漂うのが猫チック。
周り関係無しに、自分の思うままに生きてるところも猫チック。
でも、たまに寂しがるような素振りを見せるところも猫チック。
ダメカッコカワイイ。

基本的に、個性的な面々に主人公が振り回されるドタバタコメディ……かと思いきやこれ、何気に素で振り回してるのってましろんと美咲先輩くらいなのではなかろうか。
男性陣は個性的ではあっても割かし常識的で空大君(主人公)の事を考えて行動してくれてるし。
逆に、千石先生に至っては悪意の結果なのではなかろうかという気すらする。

前半は千石先生のアレな感じが結構出てるのと、あと男性陣が引っ込み気味なこともあって正直ちょっとキツい感もありました。
が、後半は男性陣のフォローもあり割と良い読後感。
特に三鷹先輩のイケメンっぷりがヤバい。
前半はむしろちょっと嫌味な感じだったのに、後半になるにつれてガンガン好感度が上がっていく。
なにこの、人の気持ちがわかって人のために行動できて人のために泥を被れるイケメン。
ただの完璧超人ではなく、むしろ凡人で、弱い部分もあってそれゆえに人に感情をぶつけてしまうこともあるって点も逆にイケメン。

もう一人の男性陣、龍之介君もイケメン(本人出てこねーけど)。
部屋から一切出てこないという変人ながらも、(一応理由もあるし)その常識レベルは作中屈指ではなかろうか。
しかし彼については、どちらかというと実働部分的な意味でのイケメンっぷりが光る。
というか、たぶん作中で一番いい仕事してる。
バックアップは大切ですね、そうですね。

……うん。
さっきから男性陣についてしか書いてねーな!
いやでもね。
たぶん分類としてはラブコメに当たるのだとは思いますが、個人的には空大君と男性陣のやりとりにほっこりするというか「いい仲間がいてよかったね」という感じでした。
女性陣がいなくても、全然さくら荘に住みたい。
というか逆に、女性陣しかいないさくら荘には正直あんまり住みたくない。

えー、誤解のないよう言っておくと女性陣も魅力的ではあるんですけどね。
個人的には、やはり脇役なはずの男性陣の方にこそより魅力を感じる一作でした。