どうも、はむばねです。
もはやいつ買ったかすら定かでない小説を、最近お風呂に入りながら読みました。
読むにせよ書くにせよ、お湯張って浸かる習慣は強制的に小一時間ほど一つの物事に取り組む時間を作れていいですね。

なお、本作はアニメと原作で割と違っているという話を聞きますが私が触れたのは原作オンリーですのであしからず。
有名作に今更触れる感。


中二病でも恋がしたい! (KAエスマ文庫)
虎虎
京都アニメーション
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思ったよか普通に爽やか青春ストーリーだな!?
いやなんというか、厨二病患者を始めとした濃ゆ~いキャラが織り成すドタバタコメディ的なものだと思っていたのですが。
なんつーか、登場人物ほぼ全員常識人。
全くもって常識の範疇に収まってる。
六花さん(中二病的ヒロイン)がギリ常識外に出かかっているけども、彼女を取り巻く環境がめっさ優しいおかげであんまり痛々しくもない。
つーか、(作中でも言及されてるけど)すげぇ優しい世界だな。
当人物ほぼ全員常識人に加えて、ほぼ全員いい人。
特に一色君のいい人レベルヤバイ。
一見変態悪友ポジションだけども(それも一面としは間違ってないけど)、ものっそい真摯に相談に乗ってくれるし的確すぎるアドバイスをくれる。
終盤の教室で見送るシーンとかめっさ格好いい。
その後の三枚目な所まで含めて格好いい。

なんというか、中二病を中心に話は展開していくのですが、主眼はそこではないといいますか。
思ったよか恋愛メインでした。
中二病のレベルも、ある意味常識の範囲内というか。
むしろ六花さんの結構弁えてる感。
……いや、でも補講の時は割と全開だったんだっけ。
まぁ苦手科目だからね、仕方ないね。

タイトルから受ける印象とは裏腹(?)に、爽やかな恋物語を読みたい方にオススメの一作かもしれません。

しかしこれ、続刊あるのか……。
まぁ確かに、六花さんの父親だの七宮さんだのモリサマーの経緯だの、消化されてない要素は沢山ありますけれど。
あの終わりからどう繋げるのだろう……。
気になるので、とりあえずポチりますか。